人文科学専攻 人文科学は人文知の宝庫。知の探究に年齢制限はない。
 研究科長あいさつ  人文科学研究科
 創立以来16年を迎えた就実大学大学院人文科学研究科の第一の目的は、自ら問題・課題を発見して自らその解明を行う、専門研究の入り口に院生諸君を導くことです。 それは、必ずしも研究職などの専門就職に直接結び付くものではありません。ただ修士論文に挑み、合格するだけのレベルに磨き上げるという経験は、史料や作品あるいは人間の在り方について、学部生の時に見たそれとは次元の違う豊かで深い世界を見させてくれます。
そこに魅せられて、修士論文に合格したのち他大学の博士課程に進学し、多くの研究者に知られる論文を書いた修了生もいます。この過程で培われる自主的な問題発見・解決の能力は、研究のみならず、いかなる分野でも通用するはずです。 また、こうした修士論文を目的としない諸君にも、本研究科は開かれています。例えば下記に説明してある専修免許状を取りながら、専門的知識・教養を持つ教員を目指す在学生もいます。あるいは社会人枠で入学して、かつての学部時代にはできなかった深い知識・教養の修得をめざす在学生もいます。 本研究科は、より深い問題探究や知識・教養修得を目指す真面目な学生・社会人のみなさんに、好適な環境を提供できるはずです。 人文科学研究科 研究科長 曾 根 正 人 
 なぜ大学院を選択するのか?  人文科学専攻への進学を考えるみなさんへ
 Q.なぜ大学院で学ぶのですか? A.特定分野の「専門家」になるためです。 みなさんが「大学院」という名称を耳にするとすぐに「研究職」という道を連想するかもしれません。しかし、実はそれだけではありません。大学院は専門的知識・教養を身に付けるための教育研究機関であり、いわば特定分野の「専門家」を育て上げる機関です。その過程で、知識・教養だけではなく、自ら問題・課題を発見し自らそれを解明するという専門家としての技量も身に付けます。専門家として、研究職を志す人もいれば、教壇に立つ人もいますし、専門家になることを生涯教育のひとつのゴールと捉える人もいます。
川崎剛志(人文科学研究科教授|専門は日本中世文学)
大学での4年間の先には「大学院進学」という進路もある――でも、そもそも「大学院」とはどのような目標・目的で志すものなのでしょうか?端的に言うと、その目標・目的は概ね以下の2つに分かれます。
 Q.大学院修了後の進路はどうなりますか? A.各人の目標・目的により異なります。 修士号を取得して「専門家」としての第一歩をどのように踏み出すのかは、人によって異なります。本研究科は修士課程ですので、さらに専門的な研究を深く追い求めようとする人は他の大学院の博士課程に進学することになります。その一方で、教員一種免許状よりもワンランク上の「専修免許状」を取得した人は、中学校や高等学校などの教壇に立ちます。中には、講師として大学、高専などの教壇に立つ人もいます。このように、本研究科で獲得した専門性をどのように活かすのかは、その人の目的次第ということになります。
苅米一志(人文科学研究科教授|専門は日本中世史と宗教社会史)
大学院は「何だかハードルが高そう」「難しそう」というイメージが先行しがちですが、人文科学専攻の大学院生はひとりひとりがそれぞれの目標・目的に向かって日々研鑽を積んでいます。目標・目的が定まれば、もう迷うことはありません。大学院に一歩、足を踏み入れてみましょう。
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