2008年度春のオーストラリア研修
オーストラリア語学研修引率
初等教育学科准教授 秋吉博之
 |
| クイーンズランド大学キャンパス |
 |
| クイーンズランド大学入口 |
２月14日に岡山空港から韓国経由でオーストラリアに向かった。ブリスベンにあるクイーンズランド大学で語学研修を受ける学生14名の引率であった。2月15日早朝にブリスベン国際空港へ到着した。大学関係者の出迎えを受けて，The University of Queensland（以下UQ）St. Lucia校に向かった。
ブリスベンはオーストラリア東部にあり，クイーンズランド州の州都である。オーストラリア北東部のケアンズと南等部のメルボルンのほぼ中間にブリスベンは位置しており，亜熱帯雨林気候である。到着した早朝は快晴で心地よかったが，みるみるうちに気温が上昇していく。大学へ到着すると，学生は出迎えのホストファミリーに連れられて，それぞれの家庭に向かった。
2月16日から語学研修が始まった。UQにはInstitute of Continuing & TESOL Education( ICTE )があり，海外から多くの学生を受け入れている。事前に学生に希望調査をして，ホームスティ先も決まっていた。学生はホストファミリーと生活をしながら，ICTEで3週間の短期プログラムの研修を受けた。研修を修了すると，学生には本学での単位が認定される。
 |
| 語学教師と市内にて |
 |
| 先住民族アボリジニの文化に触れる |
研修は教室でコミュニケーション，オーストラリアの文化等についての授業の他に，学外での研修旅行もある。私は授業を参観したり，学外の研修に参加したりした。学生14人のクラスで講師の先生とも親しくなっていく。研修旅行ではブリスベン市内や近郊をバスで巡りながら，オーストラリアの風土や文化を学んだ。Lone Pine Koala Sanctuaryでコアラやカンガルーを間近に見たり，美しい砂浜が広がるGold Coastへ行ったりした。さらにオーストラリアの文化を知るうえで重要な先住民族アボリジニの文化を学ぶこともできた。ブリスベンは治安が良く，学外での研修が実施しやすいこともあるだろう。学生の研修の状況やホームスティ先については，UQの担当者による細やかな配慮があった。
3月12日には昼食会の後に，修了証書の授与があった。目に涙をためて証書を受け取る学生のようすに感動を覚えた。研修やホームスティで辛いこともあっただろうが，充実した生活の証だと確信した。オーストラリアでの貴重な経験が，これからの学生生活に生かされることを願ってやまない。 最後に，この研修を準備された国際交流センター及び国際交流委員会の方々に厚くお礼を申しあげる次第である。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
