2008年度その他の短期海外語学研修
夏のカナダ語学研修
実践英語学科3年 保都佳奈
私は、今までの中で最高の夏休みを過ごしました。去年の2月に学校から参加した短期語学研修がきっかけで、夏にカナダのバンクーバーに約二ヶ月間行ってきました。最初は何をしたらいいのかわからず大学の国際交流センターに駆け込みました!!先生のアドバイスのおかげで順調に準備ができ、とても助かりました。
最初の一週間は本当にしんどかったです。毎日英語で全く違う環境についていくのに精一杯でした。初日にメキシコの女の子とお昼ご飯を一緒に食べました。彼女はすごいおしゃべりで、私はとても羨ましかったです。その反面メキシコなまりの英語を理解するのに精一杯でした。バンクーバーもダウンタウンにはホームレスが沢山いて、とても驚きました。町の交差点には必ず一人はいました。通学にはバスを利用していましたが、満員になるまで人を乗せるため、毎日の通学が大変でした。二週間目からはだんだんと友達ができてきました。始めは日本人の友達でしたが、みんな日本に帰国してしまい、私が一人ぼっちになったとき、韓国の同じクラスの子が一緒にご飯を食べてくれました。学校が終わって、いろんなところに連れてってくれました。それから韓国の友達が増え、毎日とても楽しかったです。お互いの母国語を教え合って、恋愛の話しや授業の話しなどをしていました。
毎週金曜日には、文法のテストとプレゼンがあり、私にとってはプレゼンの準備が大変でした。海外ドラマのフレンズに出てくるボキャブラリーなどを自分の英語で説明したり、質問文を作ったりして、最後にみんなでフレンズをみました。
放課後、アクティビティーに参加すると、スイスやメキシコ、ブラジル、ベルギーの方達と授業中では話せないことなどで盛り上がって、お互いの国の話をしたりすると自分の知らないことばかりで友達の話にはいつも驚いていました。
先生も友達のように接してくれて、とても話しやすかったです。会話のクラスで先生のオススメのカナダの伝統料理の一つであるpoutine(フライドポテトの上にグレビーソースとチーズがのっている食べ物)をみんなで買いに行ったり、街頭アンケートにいったりと楽しく学ぶことができました。
ある日、私がお好み焼きがどうしても食べたくなり「食べたい!!」と言い、日本人の友達が「トッポギが食べたい!!」と韓国の友達に言ったのがきっかけで、お好み焼きとトッポギパーティーをやりました。
韓国の友達はお好み焼きをチヂミみたいと言って、喜んで食べてくれました。私は始めてトッポギを食べることができました。日本の料理にたとえるとおでんで、とても辛かったです!!
私の卒業式の夜に先生がパブに連れてってくれました。そこでは、あまり関りのなかった人達が「卒業おめでとう!!」と言ってくれて、とても嬉しかったです。
そして、最後の日には友達が空港まで見送りにいきたいと言ってくれましたが、ホームステイの家族と一緒に空港に行くため、断ったときに、友達が「私達はあなたを見送りたいの!!」って言ってくれたときは本当に嬉しかったです。たった3週間でこんなに仲良くなれるとは思いませんでした。出発の前の日にみんなに会うことにしました。どこかに行くわけでもなく、ファーストフードで4時間ぐらいおしゃべりをしていました。最後に友達がプレゼントとして、カナダの国旗にメッセージを書いてくれました。本当にうれしかったです。正直に帰りたくなかったです。時間が過ぎるのは本当に早かったです。みんなともっと沢山話しをしたかったし、一緒に居たかったです。
上海研修を終えて
実践英語学科4年 小野 結衣
今回私は上海師範大学で中国語を学ぶ為に、上海へ25日間行って来ました。私にとっては、3度目の研修でした。毎回、訪れる際に上海はとても魅力的な都市だと私は感じています。
今年の私のクラス授業形態は約20人クラスでした。日本人、韓国人、タイ人、アメリカ人、スペイン人などいろんな国から参加していました。その為、人種や年齢、職業も様々でしたが、それは全く関係なく、中国語で同じ授業を受けて、休憩中や授業後は皆さん仲良く交流していました。異年齢で様々な職業や人種の全く違う人とかかわることが少ないので、このようなクラスはとても良い勉強になっていたと思
います。
授業は午前中に2限あり、1限は1時間20分です。また週1回は課外講座があり、オリンピックで披露された歌の練習や中国文化の学習などをしました。
今年の夏は、中国(北京)でオリンピックが開催されていました。上海に滞在3日目にはオリンピックの開会式が行われるということで、夜はみんなで鑑賞する会がありました。約50人の留学生や、教員の方々が参加していました。みんなは開会式のパフォーマンスに圧倒されて、驚いたり、声援したり、拍手したりと、それぞれに盛り上がっていました。特に、それぞれの自分の国が入場行進をしている映像が流れると、さらに盛り上がりました。
最後の週、深夜未明から豪雨が降りました。雷もすごく、落ちるたびに部屋が響いていました。その結果、朝は洪水でした。寮の1階は浸水しており、従業員の方が懸命に水をバケツなどで外に出していました。また寮を出た広場や道は水で溢れて茶色く濁って川のようになっていた為、授業に行くのは不可能で、私は初めて授業に行けませんでした。お昼になると水も引いていたので、ご飯を食べに学外へ行きました。バスに乗っている途中、浸水・洪水になっている場所を何度も見かけました。車などが道の真ん中で故障(浸水によると思われる)をしていて豪雨のすごさに驚きました。
私は、今回の研修で上海を訪れるのは5度目でした。研修先で出会った初めて上海に来られた留学生に何度もおすすめのレストランや観光地などを案内する機会がありました。中でも、日本にもあるサイゼリヤというレストランですが、研修の上海師範大学からバスで10分程のところにありますので、週に1~2回ほど友人を連れて通いました。一緒に行った留学生はみんな気に入ってくれました。
今回はいままでとまた違った発見や経験をすることができて、とても良かったです。私は今回中国に行ったことで、語学を勉強することはとても楽しいことに改めて気付きました。中国語でわからないことなどがあっても、ジェスチャーや、単語などのカタコトな表現でも通じることがあります。まずは恥ずかしがらずに、積極的にコミュニケーションをしていくことが重要であると思いました。また機会があれば、ぜひ上海へ行きたいです。