就実大学・就実短期大学

表現文化学科

押谷善一郎元学長が「瑞宝中綬章」を受章

 

押谷善一郎元学長

(学長在任中のもの)

2016年11月3日付『山陽新聞』朝刊は、26面で、秋の叙勲の県関係受章者のうち、公共的業務の功労者を対象とする瑞宝章の筆頭に本学の押谷善一郎元学長を写真入りで紹介し、「学園全体発展に心血」との見出しで、その功績を讃えました。

 

押谷善一郎元学長は京都府生まれ。京都大学大学院修了後、昭和39年に和歌山大学に奉職し、昭和50年からは和歌山大学教授となられ、以後、京都府立大学教授、大阪市立大学教授を経て、平成11年、就実女子大学(当時)の大学院文学研究科開設のため招聘されて就実女子大学教授となられました。平成17年には就実大学・就実短期大学学長に就任され、平成25年、8年間の在任ののちに任期満了にて学長を退任され、ご退職されました。大学教員生活は実に半世紀に及んだことになります。この間、アメリカ文学の研究により大阪市立大学から博士(文学)の学位を授与され、和歌山大学名誉教授、就実大学名誉教授の称号も得ておられます。

 

とくに、就実大学・就実短期大学学長としては、①大学人文科学部への「初等教育学科」の増設、②大学院文学研究科の実践・応用重視の「人文科学研究科」への改組、③先の初等教育学科に教育心理学科を加えた「教育学部」の増設、④教育学部と密接に関わる認定こども園「就実こども園」の開園などを実現させ、ご退任後の「経営学部」増設の道筋も事実上確定されるなど、抜きん出た指導力を発揮されました。

 

ご在任中は、学長室のみならず、キャンパス全体を仕事部屋とされていて、キャンパス内で教職員や学生にも分け隔てなく気軽に話しかけられ、大学・短大全体の好ましい雰囲気の醸成にも貢献されました。押谷善一郎元学長が残された良き遺産は、現在も就実大学・就実短期大学に確実に受け継がれています。

 

 


 

※11月11日に「瑞宝中綬章」を受章された押谷元学長が来学されました。