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2012年度留学体験記その2

2012年度イギリス留学体験記

体験記その1に続き,2012年度前期にイギリスへ長期留学された実践英語学科2年生のMさんに,現地で体験したことを報告してもらいました!留学を考えてる学生さん実践英語学科を目指している受験生のみなさんにはきっとためになるお話ですので,どうぞお見逃しなく!


留学した理由――

_今回、私がこの長期留学に参加した動機は、実際にイギリスに行き本場のイギリス英語を学びたかったというのが最も大きな理由です。また、自分の内気な性格を直したかった、自己主張していかなければ自分の考えを持っていないとされる海外で、少しでも強くなりたいという思いがあったからです。



留学のメリット――

_イギリス留学したことによる利点はいくつかあるのですが、まず一つ目は、英語力が早く上達することです。日本ではやはり英語を話す時間というのはごくわずかな英語の授業だけに限られており、日本で英語を話せるようになるのはかなり難しいです。その一方で、自分が英語しかない環境の中にいるということは、話さざるを得なくなります。言語は慣れれば慣れるほど、理解しやすくなるものです。授業では文法、ライティング、リスニング、スピーキングは毎日行ったのですが、ホストファミリーとも毎日話すことでさらにリスニング力とスピーキング力が上がったように感じました。

_二つ目は、イギリスの歴史や文化が学べたことです。特に私が行った年は女王様の60周年記念の年であり、オリンピック開催年であったので、歴史に残る、とても貴重な時間を過ごしました。

_三つ目は、海外の友達ができることです。私はグローバルカフェという、様々な国出身の学生と話ができるこのカフェに積極的に参加し、友達を作ることができました。さらに、私のホストファミリーは私以外にも生徒を受け入れていたのでその学生とも仲良くなり、一緒に出掛けたりもしました。

_四つ目は、イギリス以外の国にも簡単に旅行できることです。私は友達と一緒にヨーロッパ圏の3ヵ国、旅行に行きましたが、とても安く行くことができました。このように留学することによって本当にいろいろなことを学ぶことができました。

 


 

留学先の様子――

_学校では自分に合ったレベルのクラスで学ぶことができましたし、もしそのクラスが自分に合っていなくても、先生に相談して変えてもらうことも可能だったので私にとってクラスのレベルについての問題はありませんでした。

_クラスは基本的にintermediate, upper intermediate, advance の3つのクラスに分かれており、私は初め、intermediate クラスに振り当てられました。基礎クラスということで、やはり文法やリーディングは簡単でした。 そこで授業に慣れてくると、先生にひとつ上のクラスに上がりたいということを伝えました。授業中はわからないこともすぐ先生に聞きやすい環境であったので、気を楽にして勉強できました。

 


 

留学中の目標――

_研修を終えて私が一番に感じたことは、英語が話せるようになるのは自分の努力次第である、ということです。つまり、自分がどれだけ英語をたくさん話すかという努力次第だと思います。私は特にスピーキング力を上げる、という目標がありました。授業では先生と話せる時間は限られているので、アコモデーション先で英語をもっと話すよう努力することが私にとって不可欠でした。自分がアコモデーション先で話すか話さないかによって、他の人と大きな差がついてくるようになりました。

_そして大切なのは、日本語をできる限り話さないということです。学校ではたくさんの日本人の学生がいて、日本語を話すのはとても簡単な状況にありました。英語で言い回しが聞かないときはつい日本語を話してしまうことが多かったので授業中はもちろん、授業外でも英語をもっと話すべきだったと思いました。



 

ホームステイ――

_私はこの約半年間で日本とイギリスの違いをたくさんみつけました。私が最も印象的に感じたのは、イギリス人はとても親切で、人とのコミュニケーションを大切にする人が多いということです。例えば、スーパーマーケットの店員さんに「こんにちは、お元気ですか。」と聞かれたときは驚きました。日本のスーパーマーケットでは一度も言われたことがなかったからです。スーパーマーケット以外のお店でも基本的に挨拶をするのが基本とされています。ここでイギリスと日本のコミュニケーションの差を感じました。他にも、これは典型的な日本人の悪いところなのですが、わからないことでもなんでもはい、と返事をしてしまうことが外国の人にとって気を悪くさせてしまう、ということです。当初、私もこのような振る舞いをしてしまい、ホストマザーによく注意されました。恥ずかしさを捨てて私はここがわからない、とはっきり言うと相手はわかりやすく説明してくれました。外国では日本人の曖昧さというものは全く通じず、はっきりと答えることが重要でした。

_私のホストファミリーはとても親切な方々でした。30年間ほど生徒を受け入れているところで、日本人の性格もよく理解してくれました。ホストファザーはとても紳士的で面白い方でしたが、ホストマザーははっきりした性格の方だったので、典型的な日本人である内気な私は、初めの方は本当に馴染むことができずに辛かったです。しかし、ホストマザーが私に言ってくれたことは全て私のためであり、これだけ直接私に言ってくれるホストマザーはいないだろうと考えると、感謝の気持ちでいっぱいになりました。私に本当によくして下さり、日本人や日本の文化に興味を持ってくれていた方たちだったので、素晴らしいファミリーでした。



 

留学を通じて得られたこと――

_また、このイギリス研修は自分の進路について考えさせてくれたように思います。いろいろな目標を持ってイギリスに留学に来ている学生がいるので、その人たちに相談したりもできました。将来自分が英語を仕事として使うのか、今回の研修は自分にとって大きなヒントになったように感じました。

_今回、この長期イギリス研修を通して、日本では味わうことのできない貴重な体験ができました。このイギリス留学は自分の進路を決める資料となりましたし、勉強以外のことも学ぶものは多くありました。半年間という短い期間でしたが、イギリスで暮らしたということは私にとって大きな強みになり、また、考え方や自分の意見を持つようになったことなど、わずかですが変わることができたように思います。これからもイギリスで学んだ英語を維持しながら、積極的に国際交流に参加していきたいと思います。そして将来の自分の仕事にこの経験が生かすことができたら、と思いました。