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専攻教員一覧

日本語学

氏 名 中﨑 崇(なかざき たかし)
所属専攻・職名  人文科学専攻・准教授
学位  博士(言語文化学)
学位論文名  現代日本語終助詞の研究
主要担当科目 日本語研究2
主要担当科目概要 従来の国文法・学校文法に言及しその不備や問題点を考えながら、日本語文法を論じていく。さらに品詞の中から、名詞、動詞、形容詞、副詞を取り上げそれぞれの文法的な意味や機能を考えていく。
専門分野 日本語学
所属学会 日本語学会、日本語文法学会、日本語教育学会、日本語用論学会、表現学会
研究キーワード 日本語文法、語用論、アカデミックライティング
研究題目

○日本語文法の記述的研究

○語用論の理論を援用した終助詞の機能記述と体系化

○文章表現教育法の研究

主要研究業績

・中﨑崇「終助詞「ヨ」の機能に関する一考察」『語用論研究』第7号、2005
・中﨑崇「終助詞「ね」の機能」『京都橘大学研究紀要』第37号、2011
・中﨑崇 小関智子「命令・意志を表す名詞文についての覚書」『京都橘大学研究紀要』第38号、2012
・中﨑崇「一人称主格をとる命令文に関する一考察」『表現研究』第95号、2012
・中﨑崇「終助詞「や」についての覚書」『就実表現文化』第8号、2014
・西谷工平 中﨑崇「日本語の用法区分に起因する英語の誤出力-「できた」と “could” の非対称性-」『Persica』42号 岡山英文学会、2015

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http://researchmap.jp/NAKAZAKI_Takashi

氏 名 岩田 美穂(いわた みほ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・講師
学位 博士(文学)
学位論文名 並列表現形式の史的展開―その体系的把握を目指して―
主要担当科目 日本語研究1
主要担当科目概要 日常的に使っている単語や文法など日本語に関わる簡単な現象を取り上げ、いつ頃から使われ、どのように変化し、現代に繋がっているのか、その歴史を現代語との繋がりを重視しながら考えていく。現代語、古典語の言語資料だけでなく、さらに方言やポップカルチャーなど身近にある資料も活用しながら、言葉をさまざまな角度から観察・考察していく。 
専門分野 日本語史
所属学会 日本語学会、日本語文法学会、関西言語学会
研究キーワード 日本語史、文法史、複文形式、例示並列表現
研究題目

○並列表現形式の体系的記述研究

○複文形式の通時的・共時的研究

○鹿児島県甑島方言における条件表現形式の記述

主要研究業績

・岩田美穂(2006)「並列形式「ナリ」の変遷」『待兼山論叢 文学篇』大阪大学文学研究科 第40号

・岩田美穂(2007a)「例示を表す並列形式の歴史的変化」青木博史編『日本語の統語構造と文法化』ひつじ書房 

・岩田美穂(2007b)「「ノ・ダノ」並列の変遷―例示並列形式としての位置づけについて」『語文』大阪大学国語国文学会 第89輯

・岩田美穂・衣畑智秀(2011)「ヤラにおける例示用法の成立」『日本語文法』11-2

・岩田美穂(2012)「引用句派生の例示」『日本語文法史研究』1、ひつじ書房

・岩田美穂(2014)「例示並列形式としてのトカの史的変遷」『日本語複文構文の研究』(益岡隆志 他編)、ひつじ書房

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古典文学

氏 名 岡部 由文(おかべ よしふみ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 文学修士
学位論文名 「大和物語の成立と展開」
主要担当科目 古典文学特論1・2
主要担当科目概要 平安期に規範化された日本的心性と美意識のありようについての認識を深めることを目標とし,具体的事例として源氏物語「橋姫」巻を対象に注釈史を踏まえた解読を進める。
専門分野 平安朝文学
所属学会 中古文学会,全国大学国語国文学会ほか
研究キーワード 歌物語 伊勢物語 大和物語 歌語り 女流日記文学 蜻蛉日記 和泉式部日記
研究題目 ○平安朝文学の研究
○歌物語の成立に関する研究
○和歌と物語の交渉に関する研究
主要研究業績 ・室伏信助編『伊勢物語の表現史』,笠間書院,2004,〔「伊勢物語と大和物語の和歌評語」「伊勢物語研究の争点・終焉関係章段」を執筆〕
・岡部由文「蜻蛉日記の物詣と祈り」,『朱』第47号(2004)
・岡部由文「大和物語敦慶親王関係章段論」,『就実語文』第21号(2002)
・岡部由文「説話の和歌・物語の和歌」,『伝承文学研究』第50号(2000)
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氏 名 川崎 剛志 (かわさき つよし)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 文学修士
学位論文名 「近世初期小説の制作事情―万治頃の謡曲を題材とする作品群をめぐって―」
主要担当科目 古典文学(中世)特論3
主要担当科目概要 文献調査の基本技能を身につけるために,中世文学の書物の形態と内容を学ぶ。
専門分野 日本文学(中世)
所属学会 中世文学会,説話文学会,日本山岳修験学会ほか
研究キーワード 寺社縁起,絵巻物,熊野,大峯,参詣,修験道
研究題目 ○大峯の口伝・縁起形成に関する文献学的研究
○山岳修行僧行尊の伝記と詠歌についての総合的研究
○室町期における修験道の儀礼再興と文化興隆についての総合的研究
主要研究業績

・川崎剛志,『両峯問答秘抄』の撰述に関する推論,『熊野学研究』2,2013

・川崎剛志編『修験道の室町文化』岩田書院2011

・川崎剛志「院政期における大和国の霊山興隆事業と縁起」,『中世文学と寺院資料・聖教』,竹林舎,2009

・国文学研究資料館編,真福寺善本叢刊『中世唱導資料集二』(共著),臨川書店,2008(「本朝諸社記」の翻刻・解題を担当)
・川崎剛志,「『金剛山縁起』の基礎的研究」,『金沢文庫研究』317,2006

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氏 名 井上 啓治(いのうえ けいじ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 博士(文学)
学位論文名 「京伝考証学と読本の研究」
主要担当科目 応用江戸文化論1・2  古典文学特論5・6
主要担当科目概要 江戸中期・後期文芸における中国小説や儒教との関係を通して日本人の倫理と美意識を探求する。江戸文化の三大特徴の一つ出版文化の具体相を知る。
専門分野 近世文化
所属学会 日本近世文学会,歌舞伎学会,浮世絵学会ほか
研究キーワード 八犬伝,理想主義,倫理と美意識(日本人の道義と風雅)
研究題目

○八犬伝の世界観の研究(里見の建国譚における絶対的理想主義,八犬士や里見の理想性などを規定する三徳の智・仁・勇等)
○八犬伝の世界構造の研究(建国譚において何故封神演義を使わざるをえなかったのかなど)

○『南総里見八犬伝』の基礎的研究ー儒教思想との比較によるテキスト解釈と世界観の研究

主要研究業績

・井上啓治「八犬伝親兵衛、〈真の挫折・真の成長〉」,『近世文芸 研究と評論』79号(2010)

・井上啓治「八犬伝親兵衛,〈真の挫折・真の成長〉」,『研究と評論』79号(2010)
・井上啓治「京伝読本『忠臣水滸伝』,その『水滸伝』引用と翻訳ぶり」,『国文学 解釈と鑑賞』75巻8号(2010)
・井上啓治「京伝『忠臣水滸伝』と『水滸伝』三種」,『水滸伝の衝撃』,勉誠出版(2010)
・井上啓治「八犬伝第一部,〈伏姫伝奇〉論」,『就実表現文化』4号」(2010)
・井上啓治「八犬伝第三部,毛野の成長と完成」,『就実論叢』38号(2009)

・井上啓治「八犬伝と孝経・論語と史記」高田衛編『復興する八犬伝』,勉誠出版(2008)

・井上啓治『京伝考証学と読本の研究』,新典社(1997)

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近代文学

氏 名 松尾 直昭(まつお なおあき)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 文学修士
学位論文名 鴎外「舞姫」論
主要担当科目 日本文学演習,日本文学特論
主要担当科目概要 作家夏目漱石と作品の基本的問題を正確に理解した上で,「夢十夜」の作品の特殊性を研究している。この作業の過程で,作品研究の「対象」と「方法」の問題をも理解できるよう図っている。
専門分野 日本文学
所属学会 日本文芸学会,日本近代文学会,全国大学国語国文学会
研究キーワード 日本近代文学,キリスト教と禅仏教,意識と自然
研究題目

近代以降,日本人の精神が,西欧文化の影響をうけて変化する。その変化を近代の作家と作品のなかから確認し,文学史の流れのなかで意味づけることを目標としている。中心に,留学経験をもち,西欧の文学の紹介者でもあった,森鷗外,夏目漱石を置いて,彼等の特質を明確にすることで,以上の問題の検討をおこなっている。

主要研究業績

・松尾直昭「夏目漱石『自意識』の罠 後期作品の世界」和泉書院2008
・松尾直昭「夏目漱石『門』論」 「日本文芸研究」41巻3・4号 1990
・松尾直昭「夏目漱石『夢十夜』―『第一夜』論の前提」就実語文17号 1996
・松尾直昭「夏目漱石『夢十夜』―『第一夜』をめぐって①」就実論叢26号 1997
・松尾直昭「夏目漱石『夢十夜』―『第一夜』をめぐって②」就実語文18号 1997
・松尾直昭「夏目漱石『夢十夜』―『第二夜』論の前提」就実論叢27号 1998

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http://researchmap.jp/read0050514

氏 名 小林 敦子(こばやし あつこ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・准教授
学位 博士(文学)
学位論文名 思想としての文学―高見順論―
主要担当科目 近現代文学史
主要担当科目概要 明治から戦後までの日本の歴史的・社会的状況を学びつつ,主流を担った文学の歩みを理解させる。その上で,過去の文学を現代と異質なものととらえるのではなく,問題に連続性があること,現代の我々が学ぶことのできるヒントが豊富にあることを知ってもらう。
専門分野 日本文学(近現代)・思想史
所属学会 日本近代文学会,昭和文学会ほか
研究キーワード 近代文学,文学理論, 表現教育, 直接経験,歴史と文学,大正・昭和期の思想,アナーキズム,プロレタリア文学,近代批判,前衛芸術
研究題目

○文学における直接経験の理論的研究

○散文創作を中心とした表現教育の手法の研究

○高見順をはじめとする大正・昭和期の文学者の思想(知識人としての文学者)の研究

主要研究業績

・小林敦子『生としての文学―高見順論―』,笠間書院(2010)

・小林敦子「「子どもになる」こと―北原白秋「童心」試論」,『就実表現文化』第7号(2013)

・小林敦子「蛙への生成変化―草野心平とドゥルーズ―」,『人文学の正午』第4号(2013)

・「「過去を書く」こと―室生犀星『王朝』と折口信夫「王朝語」」『就実表現文化』第6号(2011)

・小林敦子「芸術革命としてのアナーキズム―高見順と前衛文学―」,『ノートルクリティーク』第1号(2009)

・小林敦子「「日本人」の意味―戦中における高見順のリアリズム―」,『新たな人文知の創出に向けて』第5回報告書 (2007)

・小林敦子「「不安」の時代のリアリズム―高見順と1930年代思潮―」,『二十世紀研究』第7号(2006)

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http://researchmap.jp/read0149474

 

表現関連領域

氏 名 岡本 悦子 (おかもと えつこ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 文学修士
学位論文名 「身体表出による情動表現の理解に関する研究」
主要担当科目 都市文化振興特論1・2
主要担当科目概要 文化の社会の関わりについて,「共感」や「社会参加」の観点から考察していく。
専門分野 舞踊教育
所属学会 舞踊学会,日本体育学会
研究キーワード 身体表現,共生,自己受容
研究題目 ○地域における現代舞踊の普及と育成 
○地域から発信する現代芸術を推進する環境づくり 
○共生の時代に舞踊がなしうる可能性
○舞踊教育における即興表現の意味と価値
主要研究業績 ○第60回国民体育大会式典演技基本構想委員,「豊かな収穫」の振付及び指導。桃太郎アリーナ2005
○第5回全国障害者スポーツ大会式典演技「豊かな収穫」(別バージョン)の振付及び指導。桃太郎アリーナ2005○第25回国民文化祭洋舞フェスティバル岡山県現代舞踊連盟作品「COCCON」制作統括。2010等
・岡本悦子「ダンス」の部『マイ・スポーツ』大修館書店199
・岡本悦子「創作ダンスの基礎的段階学習の進め方」『ダンスの教育学』第3巻第4章徳間書店1992
・岡本悦子「踊る体へのアプローチ」第2部第8章『舞踊学講義』大修館書店1991他

氏 名 中西 裕(なかにし ゆたか)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 文学修士
学位論文名 『死霊解脱物語聞書』論-累説話の成立-
主要担当科目 マルチメディア表現特論
主要担当科目概要 専門知識を有する人は同時に社会への情報発信の義務を負う。コンピュータとネットワークを利用したマルチメディア表現を自立してなし得る知識と技能を習得し,あわせて情報社会における表現行為をめぐる諸問題について他を指導し得る実務的な知見を持つことを目的とする。ビデオ教材,アニメーション等, マルチメディア小作品の実作と公開を通じて実務的な知見を獲得する。
専門分野 教育工学,人文社会情報学
所属学会 情報処理学会,日本教育情報学会,教育工学会ほか
研究キーワード 情報教育,e-learning,メディア表現 ,コンピュータ音楽,著作権,情報社会,感性情報処理,携帯電話端末,授業改善,教授法開発,図書館資料,司書課程,レファレンス
研究題目

ポピュラー音楽の受容と情報メディアの関係に関する研究

○ICT活用教育に関する研究

○マルチメディア表現及びその教育に関する研究
○図書館司書課程における教育ならびに図書館資料の保存に関する研究

○博物館・美術館のIT化に関する研究 

主要研究業績

・中西裕,玉木博章聞取り調査に見る若者のカラオケにおける選曲の心理―「一座する芸能」としてのポピュラー音楽消費行動―」,『就実表現文化』第9号(2015)

・中西裕編著『考える情報学』、樹村房(2012)

・中西裕「博物館における収蔵品データベースの公開に関する考察」」,『就実表現文化』第6号(2011)

・中西裕・加藤美奈子「公共図書館における全集月報類の保存と整理に関する調査研究」,『就実表現文化』第5号(2011)
・中西裕「大学授業のための携帯端末を利用したレスポンスアナライザの開発」,『就実論叢』第38号(2009)
・中西裕「情報社会における表現教育と著作権―「選ぶ個性」から「作る個性」へ―」,『就実表現文化』第3号(2008)

その他 中西裕研究室ホームページ(学外)
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氏 名 松本 潤一郎 (まつもと じゅんいちろう)
所属専攻・職名 人文科学専攻准教授
学位 文学修士
学位論文名 ジャック・デリダのテクストに於ける反復の様態について
主要担当科目

出版事業特論

主要担当科目概要 欧米圏の思想家・批評家のテキストを中心に、資本主義の動向に応じて文化がどのように変わってきたか、変わってゆくのかを考えていきます
専門分野 近現代欧米圏哲学・思想・理論
所属学会

日本フランス語フランス文学会

研究キーワード 物語・歴史・資本主義・死者・人類
研究題目 ◯物語の中に物語をつくった自分をくみこむとどうなるか

◯自分がつくった物語を自分で終わらせることができるか

◯どうすれば自分が存在しているのとは異なる時空に存在したものを理解できるか

主要研究業績 ・松本潤一郎「過去への前進という未来への逆進――労働賃金と所有の批判哲学」『立教大学ランゲージセンター紀要』第35号(2016  

・松本潤一郎「矛盾は失効したのか――思考の政治的時効」市田良彦・王寺賢太編『現代思想と政治』(平凡社2016

・松本潤一郎「また消えるために――思考のイメージについて」宇野邦一編『ドゥルーズ・知覚・イメージ』(せりか書房2015

・松本潤一郎「上向と翻訳――言葉の身体化」(『立教大学ランゲージセンター紀要』第33号 2015)

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英語学

 

氏 名 小田 希望(ODA, Nozomi)
所属専攻・職名 人文科学専攻・准教授
学位 博士(文学) 
学位論文名

「呼び掛け語のコミュニケーション機能―ポライトネス理論の観点からの考察」

主要担当科目 通訳論とその演習Ⅰ・Ⅱ
主要担当科目概要 通訳の本質・意義について理解を深めた上で,実際通訳をする際に,どのような再解釈過程を経て,日本語から英語(または英語から日本語)にするのか。通訳に必要となる能力を身につけることを目指す。
専門分野 英語学(とくに語用論)
所属学会 日本英語学会,日本語用論学会,日本英文学会ほか
研究キーワード ポライトネス,呼びかけ語,意味の多義性
研究題目 ○呼び掛け語の変化が実際のコミュニケーション及び対人関係の中でどのような効果を持つのか(ポライトネスの観点からの考察,discourse markerとの比較など)
○意味の多義性について(語義間の意味ネットワークのありかた,日英語の多義の広がりの違い,学習英和辞典での意味の記述方法など)
主要研究業績

・瀬戸賢一・山添秀剛・小田希望『認知言語学演習① 解いて学ぶ認知言語学の基礎』大修館書店 (2017).〔共著〕

・小田希望「ポライトネスから見た日本人英語学習者の“I think”使用」『就実英学論集』第33号 (2017).

・Nozomi Oda and Laurence Dante “English Education and Polysemy” The Asian Conference on Education 2015 Official Conference Proceedings (2015).〔共著〕

・小田希望・ローレンスダンテ・西谷工平「日本語「できる」の多義性が引き起こす”I can”の誤出力―過剰拡張のタイプと教育的示唆―」『JACET-CSCRB』vol.11 (2014).〔共著〕

・編集主幹 瀬戸賢一・投野由紀夫『プログレッシブ英和中辞典』小学館 (2012).〔共著〕(校閲・執筆担当)

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氏 名 西谷 工平(NISHITANI, Kohei)
所属専攻・職名 人文科学専攻・講師
学位 博士(文学)
学位論文名

「アイロニー概念の言語的造形」

主要担当科目 実用英語特論Ⅰ・Ⅱ
主要担当科目概要 英語学(とくに認知言語学)に関連する先行研究を概観することで、英語学の主要なトピックを把握する。同時に、英語で書かれた論文・文献・資料の内容を精密に解析し、批判的に検討する能力を鍛え上げる。
専門分野 英語学
所属学会 日本認知言語学会,日本語用論学会ほか
研究キーワード アイロニー,メタファー,コーパス,外国語エラー分析
研究題目

○言語的アイロニーの概念化に関する研究

○オンラインの言語データに基づく言語分析に関する研究

○辞書記述に関する研究

○外国語習得におけるエラー分析(とくに母語の影響)

主要研究業績

・西谷工平・中﨑崇・ローレンスダンテ「日本語から英語への機械的置換が産出する英語での意味的冗長性―「と思う」と”I think”を例に―」『教育実践学研究』第18巻 第1号 (2016).〔共著〕

・中﨑崇・西谷工平・小田希望「L1意識活性化とL2エラー予防の関連性―「できた」の英語翻訳を事例として―」『JACET-CSCRB』vol.13 (2016).〔共著〕

・西谷工平・小田希望「L1多義指導はL2誤出力予防につながるのか?―多義指導の有効性についての予備調査―」『JACET-CSCRB』vol.12 (2015).〔共著〕

・西谷工平・中﨑崇「日本語の用法区分に起因する英語の誤出力―「できた」と“could”の非対称性―」『 PERSICA』第42号 (2015). 〔共著〕

・瀬戸賢一・投野由紀夫編著『プログレッシブ英和中辞典第5版』小学館 (2012).〔分担執筆,校閲〕

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イギリス文学


氏 名

渡邊 浩(WATANABE, Hiroshi)
*便宜上「渡辺」を使用しております。

所属専攻・職名 人文科学専攻・教授 
学位 文学修士
学位論文名

“The Elements and Unity of Chaucer’s Troilus and Criseyde”(英文)

主要担当科目 イギリス文学特論I・II
主要担当科目概要

20世紀は政治的に激動の時代であった。その背景の中で,文学思潮の移り変わりも激しい状況にあった。そうした意味で第二次世界大戦を挟んでオーウェルの文学的視点の変化と,コンラッドの「闇の奥」(’Heart of Darkness’,1899)の解釈の変遷を考察する予定である。

専門分野 イギリス文学(J.コンラッドとG.オーウェルを中心に)
所属学会 1.日本英文学会,2.東北英文学会(日本英文学会東北支部),3.英米文化学会,4.日本オーウェル協会,5.上智英文学会,6.サウンディングス英語英米文学会,7.試論研究会(東北大学関係),8.広島大学英文学会,9.新英米文学会,10.(英国)コンラッド協会<終身会員>,等
研究キーワード 「イギリスらしさ」と「イギリスの政治小説」
研究題目

19世紀・20世紀のイギリス文学(小説・文化等)。とくにJoseph Conrad,George Orwell に関する小説研究を中心に,政治小説・心理小説としての分析や,ポストコロニアリズムをふまえた視点からの研究をおこなっている。コンラッドとオーウェルはイギリスの帝国主義時代の末期に活躍した作家であり,政治小説的な観点でも非常に面白い作品を残している。これらの作家を通して,イギリスと世界情勢などに目を向け研究を進めている。

主要研究業績 ・渡辺 浩「追いつめられて」におけるウェイリーの人物像―老境のジム―」『就実論叢』第43号(2014).

・渡辺 浩「『潟』における背景―『マレーもの』の原点」『就実英学論集』30号(2014).

・渡辺 浩「『闇』の前哨地点-“An Outpost of Progress”におけるアイロニーについて」『就実英学論集』29号(2013).

・H.Watanabe, “What Killed Flory?: Intrinsic Power and Accusation of Imperialism in Burma”,Y. Okuyama, ed.,Orwell: A Centenary Tribute from Japan, Sairyusha (2003).

・渡邊 浩「オーウェルの見たイギリスと世界情勢─『階級』という名のパラダイム」,奥山康治,佐藤義夫編『オーウェル─20世紀を超えて』日本オーウェル協会編, 音羽書房鶴見書店 (2002). 

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http://researchmap.jp/read0022180

アメリカ文学

 


氏 名 長瀬 恵美(ながせ えみ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 文学修士
学位論文名 「A Stylistic Analysis of The Great Gatsby」
主要担当科目 アメリカ文化特論
主要担当科目概要 1920年代アメリカの繁栄と享楽的風潮が内包する危険な華やかさと、その底流に漂う幻滅感を、当時の様子を描いた評論と短編から読み取る。
専門分野 アメリカ文学
所属学会 日本英文学会,日本アメリカ文学会,日本フィッツジェラルド協会,岡山英文学会,The F. Scott Fitzgerald Society
研究キーワード 米文学,文学批評・文学理論,文体論
研究題目 F. S. フィッツジェラルドの文学の文体的特徴。ロストジェネレーションの時代の作家の時代的特徴の研究
主要研究業績

・長瀬恵美『「グレード・ギャッツビー』の音韻とリズム」『就実英学論集』第30号(2013).

・長瀬恵美『『グレート・ギャッツビー』の言語とスタイル』 大阪教育図書(2012).

・「『グレート・ギャッツビー』における比喩表現『就実英学論集』第27号(2010).

・「『グレート・ギャッツビー』における語りと時」『就実英学論集』第25号(2008).

・長瀬恵美「漂流から安定へ―The Great GatsbyとThe sun Also Rises の底流」御手洗博,押谷善一郎,中野道雄編『英語世界へのアプローチ』(大阪教育図書)(2003).

researchmap http://researchmap.jp/read0035655

 


氏 名 和栗 了(わぐり りょう)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 博士(文学)
学位論文名 「Mark Twain and Strangers」
主要担当科目 アメリカ文化研究
主要担当科目概要 アメリカ合衆国を代表する小説家Mark Twainの代表作Adventures of Huckleberry Finnの理解を通して、アメリカ文化の深層を探る。一つの小説を通じてアメリカ文化を深く知るような演習を行う。アメリカとは何か、アメリカ文学とは何か、という問題に関して、自分なりの意見を論理的に述べられるようになることが目標である。
専門分野 アメリカ文学
所属学会 日本英文学会,日本アメリカ文学会,日本マーク・トウェイン協会,日本ウィリアム・フォークナー協会,ディケンズ・フェローシップ,甲南英文学会
研究キーワード マーク・トウェイン,自伝,書簡
研究題目 マーク・トウェインの作品における家族
主要研究業績

・和栗了「破り捨てられたMark Twainの恋文」『甲南英文学』第28号 (2013).〔単著〕

・和栗了『マーク・トウェイン、完全なる自伝』(翻訳)、柏書房、(2013).〔共著〕

・和栗了『マーク・トウェイン書簡集第一巻』(翻訳)、大阪教育図書 (2011).〔単著〕

・和栗了「家のドアを開けないで」『関西マーク・トウェイン研究』第2号 (2011).〔単著〕

・Waguri, Ryo. “Mark Twain and Strangers”, Tokyo: Eihou-sha (2004).〔単著〕

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アメリカ文化


氏 名 ローレンス・ダンテ(ろーれんす だんて) 
所属専攻・職名 人文科学専攻・准教授
学位 アジア学科修士・教育学修士
学位論文名  
主要担当科目 アメリカ文化特論Ⅰ・Ⅱ
主要担当科目概要 The debate concerning bilingual education in the United States will be studied from historical, political and cultural viewpoints, with special regard for different visions of American society and identity.
専門分野 バイリンガル教育
所属学会 大学英語教育学会(JACET)
研究キーワード バイリンガル教育,英語教育
研究題目 アメリカと日本におけるバイリンガル教育の研究
主要研究業績 Nozomi Oda and Laurence Dante “English Education and Polysemy” The Asian Conference on Education 2015 Official Conference Proceedings (2015).〔共著〕 

・小田希望・ローレンスダンテ・西谷工平「日本語「できる」の多義性が引き起こす”I can”の誤出力―過剰拡張のタイプと教育的示唆―」『JACET-CSCRB』vol.11 (2014).〔共著〕

・DANTE, Laurence ”Two-Way Immersion in Japan”『就実英学論集』第27号, 就実大学 (2011).

・DANTE, Laurence ”Dual Language Education and Its Future in Japan”『就実英学論集』第25号, 就実大学 (2009).

・DANTE, Laurence ”Second Language Acquisition, Learning, and Teaching in Japan”『就実英学論集』第24号,就実大学 (2008).

・DANTE, Laurence ”Issei-Nisei Relations and Assimilation in Milton Murayama’s All I Asking for Is My Body”『就実英学論集』第23号, 就実大学 (2007).

researchmap http://researchmap.jp/read0061512 


日本史


氏 名 曾根 正人(そね まさと)※「曽根」も特に区別なく使用
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 文学修士
学位論文名 「平安初期南都仏教と護国体制」
主要担当科目 日本史演習A・B、日本史特論1・2
主要担当科目概要 学生の修士論文を視野に入れた問題関心に沿ったテキストを講読する(2011年度は藤原定家の日記『名月記』の講読)。
専門分野 日本古代史(仏教史)
所属学会 日本歴史学会,仏教史学会,日本宗教史懇話会
研究キーワード 東アジア仏教史,日本仏教史,歴史物語の仏教
研究題目 ○日本仏教とは何か,の解明。
○日本古代仏教はどのような経緯を経て,いかなる形で完成されるのか,またそれは如何なる意味で日本仏教の土台をなしたか,の解明。
○古代日本仏教宗派の宗派性の内実の解明。
○古代文学作品における仏教思想の解明。
主要研究業績 ・曾根正人著『古代仏教界と王朝社会』(吉川弘文館 2000)

・曾根正人「『栄花物語』の仏教」(山中裕・久下裕利編『栄花物語の新研究』新典社 2007)

・曾根正人著『聖徳太子と飛鳥仏教』吉川弘文館 2007

・曾根正人「上代文学の仏教と上代の仏教」(『上代文学』第104号 2010)

・曾根正人「奈良仏教の展開」(末木文美士編『新アジア仏教史11 日本Ⅰ日本仏教の礎』佼成出版社 2010)

・曾根正人「飛鳥仏教と厩戸皇子の仏教と『三経義疏』」(大山誠一編『日本書紀の謎と聖徳太子』平凡社 2011)

・曾根正人「日本宗教の形成と社会」(高埜利彦ほか編『新体系日本史15 宗教社会史』山川出版社 2012)

・曾根正人『日本史リブレット人 空海』(山川出版社 2012)

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氏 名 苅米 一志(かりこめ ひとし)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 博士(文学)
学位論文名 「荘園社会における宗教構造の研究」
主要担当科目 現地調査特論1・2
主要担当科目概要 中世荘園を素材とした現地調査について,地理学・考古学・民俗学・文献史学の諸方面から考察・実践する。
専門分野 日本中世史・宗教社会史
所属学会 日本史研究会・史学会・歴史人類学会・日本仏教総合研究会ほか
研究キーワード 中世荘園・宗教・寺社・民衆
研究題目 ○中世荘園における寺社と民衆との関係史の研究(文献・考古・民俗資料を利用して,中世民衆の生活における宗教の意義を考察する)
○中世の国衙と寺社との関係史の研究(中世初期以降の国司・在庁官人と国内寺社の宗教活動との関係を考察する)
○鎌倉時代以降の仏教の展開についての研究(鎌倉時代以降の新たな仏教の潮流を人物の活動に即して考察する)
○中世寺社縁起と古文書との対照研究(寺社縁起を中世古文書と対比し,その事実性・宗教性・文学性について考察する)
主要研究業績  ・「荘園の寺社における年中行事」(遠藤基郎編『生活と文化の歴史学』2,竹林舎,2013) 

・「狩人・漁人・武士と殺生・成仏観」(井原今朝男編『環境の日本史』3,吉川弘文館,2013)

・「荘園年中行事論ノート」(山本隆志編『日本中世政治文化論の射程』思文閣出版,2012)

・「中世初期における備前国衙と天台寺院」(『吉備地方文化研究』第21号,2011)

・「中世初期における在庁官人層と仏教」(阿部猛編『中世政治史の研究』日本史史料研究会,2010)

・「備前西大寺の古層」(『日本歴史』第746号,2010)

・「明応五年備前国金岡県西大寺化縁疏并序の成立」(『年報赤松氏研究』第3号,2010)

・「山野河海における生類と信仰」(小野正敏・五味文彦・萩原三雄編『動物と中世』高志書院,2009)

・「中世初期の国衙と寺院」(『就実大学史学論集』第22号,2007)

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氏 名 三田 智子 (みた さとこ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・講師
学位  博士(文学)
学位論文名 「近世和泉国におけるかわた村の研究-泉郡南王子村を中心に-」
主要担当科目 日本史特論V・VI 
主要担当科目概要 日本の近世から近代を対象とする。固有の社会体制をとった日本の近世社会が、19世紀に西欧諸国の帝国主義・植民地主義と接し、どのように変容したのかを具体的に理解できることを目指す。
専門分野 日本近世史・地域史・都市史
所属学会 大阪歴史学会・大阪歴史科学協議会・史学会・歴史科学協議会ほか
研究キーワード 地域社会論、都市社会史
研究題目 近世の地域社会を、人びとの暮らし、生業、村のあり方、村落結合のあり方、領主支配などの面から多面的に考察する。
主要研究業績

・三田智子「身分的周縁論とかわた村研究」、『歴史評論』801号、2017)

・三田智子「近世和泉国におけるかわた村と地域社会-泉郡信太地域を事例に-」(『歴史評論』782号、2015)

・『和泉市の歴史4 信太山地域の歴史と生活』、和泉市史編さん委員会編、2015、第2部1章・4章・5章を執筆、同2章は共著

・三田智子「明治前期における泉州泉郡南王子村と地域社会」、塚田孝・吉田伸之編『身分的周縁と地域社会』、山川出版社、2012

・三田智子「信太明神社と信太郷-宝暦期の社僧・社家・氏子間争論-」、『市大日本史』15号、2012 

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氏 名 土井 通弘(どい みちひろ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 博士(文学)
学位論文名 「仏典とその造形化における諸問題」
主要担当科目 文化財保護活動特論
主要担当科目概要 わが国の先人たちが歴史の証しを如何に残し,活用してきたかのテーマを設けて解説し,私たちは今後それをどのように受け継いでいくかを受講生と共に考えたい。
専門分野 日本美術史・日本文化史
所属学会 美術史学会・文化史学会
研究キーワード 造形の意義
研究題目

○神仏習合像の研究―聖なるものの造形とその意義―

主要研究業績 ・土井通弘 滋賀竹田神社・神像二躯の制作年代について(『文化史学の挑戦』所収,2005年)
・土井通弘 和気町元恩寺蔵千手観音立像について(『吉備地方文化研究』,2009年)
・土井通弘京都・知恩寺蔵快慶作の新出阿弥陀如来立像について(『就実表現文化』2号,2007年)
・土井通弘 岡倉天心序説(『就実表現文化』3号,2008年)
・土井通弘 瀬戸内市餘慶寺蔵千手観音立像について(『就実表現文化』5号,2011年)
・土井通弘 研究ノート 神仏習合思潮について(『吉備地方文化研究』21号,2011年

 

氏 名 浅利 尚民 (あさり なおみ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・准教授
学位 博士(文学)
学位論文名 「岡山藩主池田家旧蔵資料の包括的研究」
主要担当科目 文化財保護活動特論I・II(予定)
主要担当科目概要 わが国の先人たちがつくりあげた文化財を、後世に伝えていくために行われてきた知識や方法を解説し、今後どのように発展的に継承していくのかを受講生と共に考えたい。
専門分野 日本文化史・日本美術史
所属学会 美術史学会・文化史学会
研究キーワード モノはどのようにして伝えられていくのか
研究題目 近世大名文化の意義
主要研究業績 ・浅利尚民 旧岡山藩主池田家の近代における文化財管理の実態について(『林原美術館紀要・年報』3号、2009年)

・浅利尚民 池田家歴代肖像画と池田継政(『林原美術館紀要・年報』4号、2010年)

 ・浅利尚民 市浦毅斉述作『芳烈祠堂記』について(『閑谷学校研究』15号、2011年)

 ・浅利尚民 池田光政筆「池田忠雄追悼歌」について(『岡山地方史研究』123号、2011年)

 ・浅利尚民 「黄葉亭記」の原本と写本―岡山藩主池田家旧蔵資料の構造分析を踏まえて―(『MUSEUM 東京国立博物館研究誌』641号、2012年)

 

氏 名 吉本 勇 (よしもと いさむ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 文学修士
学位論文名 「東京におけるファッション産業地域の研究ーマンションメーカーを事例としてー」
主要担当科目 歴史遺産解説特論Ⅲ,Ⅳ
主要担当科目概要 都市観光、産業観光と歴史遺産活用などによる地域活性化策の実例から、今後の観光形態のあり方を探っていく。
専門分野 都市地理学,観光地理学
所属学会 日本地理学会 日本都市学会 経済地理学会,地域地理科学会 他
研究キーワード 地域活性化 都市観光 産業観光
研究題目 ○都市観光時代における地域活性化の現状と課題
主要研究業績 ・吉本勇「産業観光を活かしたまちづくり:神戸市」服部銈二郎編『現代日本の地域研究』,古今書院,2011

・吉本勇「都市のファッション環境」田中廣滋・山中進編著『都市の環境と生活』,九州大学出版会,1993

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東洋史

氏 名 賈 鍾壽(か じょんす)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 文学修士
学位論文名 「熊山多層石壇の成立について-韓国の石壇遺構との関わり」
主要担当科目 歴史遺産解説特論1
主要担当科目概要 歴史遺産を活用して,文化観光産業として育成するための歴史遺産解説員に求められる知識を深める
専門分野 アジアの文化史
所属学会 文化史学会,民族芸術学会ほか
研究キーワード アジアの巨石遺構
研究題目 アジアの巨石文化を研究対象にして,1988年から特にインドネシアの多くの島で現地調査を行っている。主な調査・研究テーマはメンヒル,ドルメン,石像などの巨石遺構(石造美術を含む)で,日本,韓国,モンゴル,東南アジアで現地調査を継続している。
主要研究業績 ・『韓国石像の源流を求めて』(編著・訳,Book Korea,2011年,韓国語)
・『神々の島バリ』(単著,Book Korea,2010年,韓国語)
・『共生社会を目指して-在日韓人社会と日本』(編著・訳,大育教育出版,2010年)
・『今も生きている支石墓社会スンバ島』(編著・訳,Book Korea,2009年,韓国語)
・『バリ島Island of Gods』(単著,大育教育出版,2009年)
・『韓国伝統文化論』(編著・訳,大育教育出版,2008年)
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氏 名 井上 あえか(いのうえ あえか)
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 国際学修士
学位論文名 「デリー暴動1984ー都市における集団間関係の論理」
主要担当科目 メディア政治特論1・2
主要担当科目概要 今日メディアは一国の政治を動かし,戦争を引き起こす力さえもつ。現代史においてメディアが演じてきた役割を理解し,国内外の政治を批判的に見通す力の獲得をめざす。
専門分野 アジア史,南アジア地域研究
所属学会 日本南アジア学会,日本中東学会,日本国際政治学会,歴史学研究会
研究キーワード パキスタン,イスラーム,南アジア現代史,カシュミール紛争
研究題目 ○パキスタン政治の主要勢力である軍,政党,イスラーム界,司法界という4者の関係から,民主化と国民統合を分析する。
○カシュミール問題
○南アジアのイスラームなど
主要研究業績

・「パキスタンから見る対中国関係」,『現代インド研究』,京都大学大学院現代インド地域研究センター,2013

・「アフガニスタンにおける統合と部族社会」,酒井啓子編『中東政治学』,有斐閣,2012

・「カシュミール問題の現在」,山根聡編『南アジア・イスラームの多角的解明に向けて――― 歴史・思想・文学・政治』,京都大学大学院イスラーム地域研究センター,2011

・「1980年代パキスタンのイスラーム化とその影響」,酒井啓子編『30年の後』東京外国語大学,2010

・「パキスタン政治の混迷とムシャラフ政権の行方」,『国際問題』573号,日本国際問題研究所,2008

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氏 名 渡邉 将智(わたなべ まさとも)
所属専攻・職名 人文科学専攻・講師
学位 博士(文学)
学位論文名 「後漢の皇帝支配体制と政治制度の構造」
主要担当科目 東洋史特論
主要担当科目概要 宣帝は、外戚霍氏の誅滅、儒家経典の整備、対匈奴政策、西域経営などにおいて大きな事績を残し、前漢の「中興」を成し遂げたと称えられる皇帝である。本講義では、『漢書』宣帝紀を、関連する伝世文献や最新の出土文字資料・考古発掘の成果を対照させつつ解読し、前漢宣帝期の社会の諸相について考察する。また、最新の研究成果も適宜参照し、宣帝の実像に多角的に迫る。
専門分野 アジア史(中国古代史)
所属学会 史学会,東方学会,日本秦漢史学会,早稲田大学東洋史懇話会ほか
研究キーワード 秦漢時代,後漢時代,政治制度史,政治史,政治空間
研究題目 ○漢王朝の皇帝支配の構造に関する研究。皇帝支配の発展の過程を政治空間の変化に焦点を合わせて検討するとともに、皇帝支配が衰退する政治的な背景を帝位継承とその正統性に特に注目して検証する。

○漢王朝の官僚制に関する研究。官僚制の特色とその変遷を政治空間の変化に注目して解明する。

主要研究業績

・渡邉将智『後漢政治制度の研究』,早稲田大学出版部,2014  

・『全譯後漢書 第十五册列傳(五)』,汲古書院,2008(共編著)

・『全譯後漢書 第九册志(七)百官』,汲古書院,2013(共編著)

・渡邉将智「後漢安帝の親政と外戚輔政」,『東洋学報』第93巻第4号,2012

・渡邉将智「後漢における側近官の再編」,『東方学』第130輯,2015

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西洋史


氏 名 櫻田 美津夫(さくらだ みつお)
※学内では「櫻田」,学外では「桜田」を使用。
所属専攻・職名 人文科学専攻・教授
学位 文学修士
学位論文名 「オランイェ公ウィレムの信仰と宗教政策」
主要担当科目 異文化共生特論
主要担当科目概要 16世紀から21世紀の今日に至るまでのオランダにおける異文化共生の歴史を辿り,その経験を現代に活かす方途を探る。
専門分野 西洋史
所属学会 日蘭学会,比較法史学会,早稲田大学史学会ほか
研究キーワード オランダ史,宗教的寛容
研究題目 ○オランダ史の中でも,特にオランダ独立戦争とその時代の研究(独立戦争の指導者オランイェ公ウィレム,貴族たちが果たした役割,宗教改革との関わりなど)
○オランダ独立戦争の結果生じた宗教的寛容または複数宗派の共存の研究(各宗派ごとの分析,カルヴァン派公式教会の特質の解明,オランダ共和国時代の宗教的寛容の変遷など)
主要研究業績 ・歴史学研究会編『世界史史料』,第5・6巻,岩波書店,2007〔9史料を翻訳・解説〕
・桜田美津夫「オランダの建国と宗教的寛容」,『歴史学研究』第808号(2005)
・小倉欣一編『近世ヨーロッパの東と西』,山川出版社,2004〔共著〕
・桜田美津夫「セファルディムとアシュケナジム」,『日蘭学会会誌』第47号(2000)
・桜田美津夫「オランダ共和国のユダヤ人」,『史観』第140冊(1999)
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氏 名 若見 理江(わかみ りえ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・講師
学位 博士(文学)
学位論文名

「ハイデガーの存在の問いと現象学」

主要担当科目  哲学と倫理の諸問題Ⅰ・II
主要担当科目概要

 ハンナ・アーレント 『人間の条件』 (第1章~第3章)を読み、人間のあり方について考える。

専門分野 哲学・宗教学
所属学会 宗教哲学会、日本現象学会、日本宗教学会、実存思想協会、ハイデガー・フォーラムほか
研究キーワード 現象学,宗教哲学,方法
研究題目 〇ハイデガーの存在の問いとフッサールの現象学の関係について

〇現象学的方法に関する研究

主要研究業績

若見理江「カテゴリー的直観と時間性―ハイデガーにおけるフッサールの志向性受容」(『Heidegger-Forum』第9号、2015)

若見理江「付録 ハイデガー全集の全貌」第15巻、第17巻、第59巻、第60巻(『ハイデガー読本』法政大学出版局、2014、分担執筆)

若見理江「ハイデガーの本来性概念再考」(『文明と哲学』第5号、2013) 

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氏 名 松崎 博子 (まつざき ひろこ)
所属専攻・職名 人文科学専攻・准教授
学位 博士(図書館情報学)
学位論文名 「シェラの図書館学教育思想と実践に関する研究」
主要担当科目 西洋史特論III・IV
主要担当科目概要

19世紀から21世紀の今日に至るまでのアメリカにおける図書館の歴史を辿り,時代,社会背景によって変化する公共図書館の機能,役割を考察する。

専門分野

図書館文化史,アメリカ図書館史

所属学会 日本図書館文化史研究会,日本図書館情報学会,日本図書館研究会
研究キーワード 図書館文化史,アメリカ図書館史,図書館学教育
研究題目

○アメリカの図書館学者シェラに関する研究

○アメリカ図書館学教育史に関する研究

○図書館法施行規則に定める省令科目に関する研究

主要研究業績

・松崎博子「シェラの図書館学教育思想と実践に関する研究」筑波大学(2016)

・松崎博子「シェラの図書館学教育思想とその実践」『図書館文化史研究』第32号(2015)

・松崎博子「公共図書館の成立」「近代の図書館を執筆」小黒浩司編著『図書・図書館史』日本図書館協会(2013)

・松崎博子「ウェスタン・リザーブ大学ライブラリー・スクール『シェラ時代』(1952-70年)のカリキュラムの変化」『図書館文化史研究』第27号(2010)

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