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表現文化学科
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表現文化NEWS 2012

このページには表現文化学科の平成24年度の最新情報を掲載していきます。

過去のNEWSは「表現文化NEWS2011」をごらんください。→こちらをクリック

学科行事に関しては「見る・聞く・触れる」のページもごらんください。→こちらをクリック

 

表現文化学科学生 第13回「若山牧水青春短歌大賞」優秀賞・佳作を受賞!

3月9日、表現文化学科3年日當航太郎君(写真)が詠んだ短歌が、延岡市制施行80周年記念事業である第13回「若山牧水青春短歌大賞」の優秀賞を受賞しました。授賞式・祝賀会は延岡市内のホテルで行われました。

受賞作は次の一首です。

 

明け方の雪の中ゆく「無音」とは「雪の音」かと考え歩む  (日當航太郎)

 

身近な日常を詠みながらも高い抽象性を持つ、思索的な作品です。

また、同時に表現文化学科4年山本裕樹君も、同賞の佳作に選ばれました。

 

幼馴染の家が空地になっていた。借りてた本だけ今ここにある  (山本裕樹)

 

日常にふと感じた喪失感をみずみずしい感性で捉えた作品です。

作品は延岡市のホームページでも読むことができます。

延岡市 第13回若山牧水短歌大賞 (外部サイト)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(若山牧水の生家で牧水の写真と同じ場所で同じポーズを取る日當君)

 

 

卒業式・卒業パーティー

 

 

卒業式に先立つ3月19日、岡山駅前のホテルグランヴィアで卒業パーティが開かれました。ドレスやスーツに身を包んだ卒業生が集まり、恩師や級友と別れを惜しみました。卒業生はスマートフォンやデジカメで記念の写真を撮り合っていました。


「表現文化学科は楽しかった」多くの卒業生から聞かれた声です。「知を楽しむ」のが表現文化の気風です。

 

 

 

 

 

翌20日はあいにくの雨交じりの天候の中、体育館アリーナで卒業式が行われました。式後は学科ごとの教室に分かれて、卒業証書や教職・図書館司書・博物館学芸員・社会教育主事などの免許・資格の証書が手渡されました。

4年間の思い出を胸に、みなそれぞれの方向に旅立っていきます。

 

野村萬斎の狂言を観ました!

 

1月28日、表現文化学科2年B組と4年川崎ゼミの学生が「初春狂言福来る―東西狂言会」(岡山市民会館)を鑑賞しました。演者は、野村万作、茂山千五郎、野村萬斎。この上なく贅沢な狂言の会でした。「映画『のぼうの城の成田長親役も愉快だったけれど、やはり狂言師、萬斎さんのほうが素敵」(学生談)。


「口頭表現」特別授業にお笑い芸人リンクアップとっしーさん来る!

12月8日(土)、表現文化学科1年の必修授業「口頭表現」の特別授業として、岡山・香川で活動するお笑い芸人リンクアップとっしーさんが教壇に立たれました。とっしーさんはOHKテレビ「エブリのうち」などにレギュラー出演中で、忙しいスケジュールの合間をぬっての授業でした。
「対話力をつけるために」と題した授業は終始笑いが絶えず、プロの芸人さんの実力を目の当たりにすることができました。連想を広げていくことで話題転回を考えるレッスンなども全員が体験し、プロの実践的なテクニックを学びました。
表現文化学科では、1年次に「口頭表現」「文章表現」が必修科目になっています。話し言葉、書き言葉の両面について実地訓練を積んで、言語表現力を確かなものにしていきます。

文学散歩「津山を訪ねて」 報告

11月17日(土)、表現文化学科の学生及び学内の学生28名、教員4名で、津山市に文学散歩に行きました。津山は西東三鬼や片岡鉄兵といった、個性的で斬新な文学者を生んだ街です。近代日本をリードした津山という街の先進性が、その土壌となったと言えるでしょう。

大学からバスで出発し、津山城に到着、あいにくの雨となりましたが、紅葉のきれいな城内の文学碑をめぐり、日本でも珍しい基督教図書館や城東の古い街並みにふれ、幕末から近代日本の歴史の息吹を間近で感じることができました。雨の煙る城下町は、静かで美しくかえって情感ゆたかでした。

自由散策のあとは、皆で津山洋学資料館へ。工夫を凝らした展示と館長さんの魅力的な解説に、学生たちは興味津々でした。近代の曙光の中で、津山の人々が洋学に向けた熱意と愛情は、明るく楽しく、そしてそのひたむきさは現代の私たちの胸を打ちます。文学や表現を考える上で、世界が大きく広がった一日でした。

岡本悦子教授 ダンスイベント「月に遊ぶ」(於:奈義町現代美術館) 報告

2012.12.8(土)、奈義町現代美術館にて、ダンス・ミュージアム・イベント「岡本悦子+ダンス・フレンズ『月に遊ぶ』」が開催されました。岡本と3年ゼミ生、及びゼミ卒業生が出演いたしました。

 

奈義町現代美術館は通称Nagi MOCA(ナギ・モカ)と呼ばれ、建築家磯崎新によって設計されたユニークな美術館です。今回のダンスイベント『月に遊ぶ』は、Nagi MOCAの「月」の部屋で開催されました。

 

当日昼までは小雪の舞う寒さの中、ほとんどのお客様には立って観ていただくことになりました。極端に横幅の狭い、非常に特殊な空間の「月」の部屋。ただでさえ狭い空間に、壁に沿ってお客さまが並ぶことで、さらに狭まっていました。

 

お客様の声を紹介します。

「地面に足を擦る音は月の部屋で反響し、そして砂ボコリを巻き上げ、それによってお客さんは息をのみ、息を止め、そのことが観ている側にも緊張感を生んでいました。とても寒い空間で緊張感は増し、そして本当に月の上にいるような、この世界とは違う場所を体感できました。」

「パフォーマンス後のトークの際に『完璧な空間で、もうそこに何もいらないのではないか』と岡本先生は言っていましたが、月の部屋でのダンス初体験の私は、あの緊張感のある静寂はなかなか体験できるものではなく、それはそこに『ダンス(身体の動き)』があったから初めて感じることのできた静寂なんだろうと思いました。

 

私たち出演者は、今回すべてのシーンにおいて「即興で場に挑む」という挑戦をさせていただいたのですが、大いにこの素晴らしい空間に、そして演に立ち会ってくださったお客様方に助けられました。

「いま・ここに満ちている『気』と対話しながら踊ること」の意味についてあらためて思いを馳せているところです。

 

最後になりましたが、関係の皆様に心より感謝いたします。(岡本悦子)

 

 

 

観世流能楽師 片山伸吾氏講演会「能における感情表現」

 

11月10日(土曜日)に平成24年度表現文化学会の公開学術講演会を開催しました。今回は観世流能楽師準職分片山伸吾氏を講師におまねきして、能鑑賞の基本を説明していただきました。

 

片山氏は昭和43年生まれの44才。祖母は人間国宝の四代目井上八千代氏、伯父は人間国宝九世片山幽雪氏です。幼少から能の指導をうけて、初舞台は3才でした。以来たゆまぬ研鑽を積まれ、若手能楽師の中心として能楽の発展に尽力されています。氏の活動は、国内にとどまらず国外にも及んでいて、デトロイト日本商工会議所25周記念事業の能楽公演、カーネーギーホール主催のジャパンフェスティバルなどに出演されています。加えてイエール大学など各地で、ワークショップを開催していらっしゃいます。

 

本学の講演では、現代、疎遠になりつつある能楽の鑑賞のポイントを解説していただきました。まず、能楽の歴史の粗描から始まりました。庶民を相手に登場した能楽は、世阿弥の時代に芸術性を追求するものに変化し、それが現在にまで継承されているとのことです。ご持参の能衣装や面を示されながらの説明は、具体的でわかり易いものでした。豪華な能衣装を間近に見ることなど、たえて日常では経験できないことなので、聴講者全員が見入っていました。若女、般若の面を提示して、面の傾け方によって面の表情が変化するという説明もまた興味深いものでした。舞台にあがり、実際に面をつけた学生が二名いましたが、得難い経験だったでしょう。狭い急ごしらえの舞台でしたが、テンポの速い舞をまっていただき、最後に、高砂「四海波」を詠っていただきました。会場全体を満たす気魄と深みに全員が釘付けになりました。充実した時間がすごせました。

 

 

表現創造コース(身体表現ゼミ)卒業制作発表会

私たち、身体表現ゼミナール7期生は、10月13日(土)15:00からT611音楽教室にて、表現文化学科設立10年目第7回目の卒業制作発表会を開催いたしました。当日は、学内外より約70名のお客様がおいでくださり、無事盛会の内に終えることができました。お忙しい中、会場にご来場いただきました皆さま、本当に有難うございました。

今年度の全体テーマは、『さきへ進もう!!』です。
諸事情あって今年度の発表に臨んだ4年ゼミ生はわずか2人。自作自演だけでなく、会の立案や運営、上演にかかわる手配もすべて自らで手掛けている私たちゼミでは、プロセスのひとつひとつ様々な困難に直面し、挫けそうになったことも少なくありません。それでも、互いに支えあい、また下級生や卒業生に支えられながら、踏ん張り通すことができました。
自分が創作する作品には、今まで経験したこと、考えたこと、人と触れ合っていくうちに自らの心に積もったものを、少しずつですが着実に反映させていきました。
来春、本大学を卒業する私たちの未来には、これまで以上の困難が待ち受けていることでしょう。しかし、そんな中でも、私たちは、一歩でも前に、足を踏み出していきたい。その為の力となる作品を作り上げたい。そんな思いが、今回の私たちのテーマになりました。

プログラム
1 『よだかの星』太田芽衣
2 『Work』身体表現ゼミナール3回生、2回生有志
3 『ホワイ ドンチュー ラヴ ミー?』(ダンス部作品)中桐麻莉菜山本和馬
4 『Sign』唐井啓子

今回のゼミ生の作品は揃って演劇作品となり(『よだかの星』、『Sign』)、例年の発表会にはない発表形態となりました。
1『よだかの星』は、
「自己のアイデンティティーの叫び」をテーマとし、宮沢賢治作『よだかの星』を題材に一人芝居を制作しました。1人で8役をこなすにあたって、それぞれが別人だと伝えるための演じわけにはとても苦労しましたが、これまで演劇に関わってきた経験の集大成を発表することが出来ました。

『Sign』
「きっかけ」から「成長」、そして、人と「繋がる」ことをテーマとして、台本を制作し、舞台に立ちました。
一つのチームとして劇を作れるよう、台本、演出、役者、照明、音響、転換に至るまで、様々な方に協力して頂きました。
この大学生活で得たもの全て、無駄では無かったと思える舞台になったと思います。
この場をお借りして、この度の発表会を支えてくださった大学関係者の皆様、照明・音響・舞台装置・舞台監督という大仕事を頼もしく請け負ってくださった演劇部・ダンス部関係者の皆様、そして本務を縫いながらも協力支援をいとわずに駆けつけてくれた卒業生の皆様に、あらためて心から御礼申し上げます。

追記:
今回賛助出演して下さったダンス部さんの作品『ホワイ ドンチュー ラヴ ミー?』は、平成25年2月24日本大学の多目的ホールで行われる就実大学ダンス部公演でも発表される予定です。よろしければ、是非お立ち寄りください。

表現文化学科 表現創造コース 身体表現ゼミナール一同(文責・太田芽衣)

 

(左:『よだかの星』   右:『Sign』)

 

(左:『Work』       右:『ホワイ ドンチュー ラヴ ミー?』)

 

表現創造コース(文章表現ゼミ)卒業論文中間発表会

 

9月14日(金)、小林ゼミナール(表現創造・言語表現コース)の4年生による、卒論中間発表会がありました。小林ゼミでは、卒論として、文章による創作を行います。今年の4年生は9名、さまざまな方向性の中編小説を執筆しています。

小説創作の「中間発表」とはどのようになるのでしょうか? 小林ゼミの3年生と、創作分野に関心のある沢山の人たちが発表を聞きに来ました。4年生はまず、作品のテーマ、それに対する自分の考え、物語の展開と構成、そしてそのための様々な思考と調査について述べていきます。漠然と「書きたいもの」を書くのではなく、何を表現したいか、そのために何が必要なのか、何を知らなければならないのか、どんな帰結がふさわしいのか、創作にあたっての「研究」は多岐に渡ります。最終的には、実際に執筆途中の作品の重要な「場面」を引用して、皆に読んでもらいます。作品の魂である文章はどんな力があるでしょうか? 4年生は緊張の面持ちです。

長い発表の一日でしたが、それぞれの個性あふれる物語が魅力的で、あっという間に時間が過ぎていきました。参加した3年生からは、書く姿勢の勉強になった、ぜひ完成した作品を読みたいとの声が多数ありました。これから仕上げに入る卒業制作が楽しみです。

 

〔授業紹介〕「実地調査」の授業で熊野に行ってきました

9月3日~5日、「実地調査」の授業を行いました。


本年度は、紀伊半島の南にある聖地、熊野三山を巡りました。数時間ずつとはいえ、滝尻王子から熊野古道を歩き、川船で熊野川を下るなど、熊野参詣の「路」を体感しました。昨年9月の台風による被害はなお深刻な状況でしたが、一部には自然と人の力による再生の兆しが見えました。浸水により草木が消えた新宮の祭礼の地、御船島にも、草木が芽吹いていました。

 

川船で御船島をめぐった学生らは、悠久の時の流れが実は、日々、年々の積み重ねであることを実感したようでした。

 

 

 

〔授業紹介〕マイム俳優いいむろなおき先生の集中講義「表現創造研究」

9月初旬、マイム俳優として活躍するいいむろなおき先生による専門科目「表現創造研究」の集中講義が行われました。

 

いいむろ先生は、パリ市マルセル・マルソー国際マイム学院でパントマイムの世界的権威マルセル・マルソーに師事、ニデルメイエ国立音楽院コンテンポラリーダンス科最上級クラスを首席で卒業されました。2009年には「第3回世界デルフィックゲーム大会」即興マイム部門金メダリストに輝くなど、その実力は世界レベルです。

 

この日の授業は、「ロボット振り」やパントマイムの定番「壁」、そしてストーリー性のあるマイム作品など多彩なプログラムで、身体のコントロールや演出の指導が行われました。難しい動きも、いいむろ先生の明解で論理的な説明によって、受講生にしっかりと伝わって行きます。

 

上の写真は、「左にある物をつかんで右に移動させる」というなんでもない動作を「アート」にしていく過程の指導風景です。

 

いいむろ先生の指導は、単にマイムのテクニックを教えるのではなく、自分で表現を組み立てていくための発想法を伝えるという姿勢で行われます。先生の巧みな比喩やユーモアに惹きつけられて、受講生は楽しみながらも真剣な表情で身体表現に取り組んでいました。

 

 

 

8月のオープンキャンパス風景

 

8月26日(日)、オープンキャンパスが開催されました。猛暑の中にも関わらず、表現文化学科にも教室が満席になるほどの来場者がありました。今年度一番の人出であったようです。今回は全体説明はなく、ミニ講義、表現創造ワークショップなどいつものプログラムのほかに「入試対策講座(国語)」が加わり、来場者の人気を集めていました。

 

学科の教室では、学科説明のあと中世文学担当の川崎教授によるミニ講義「絵巻物に触れてみよう」が行われました。国宝の絵巻物の複製を使って、絵巻物が「右から左へ」場面が進んでいく様子や、逆に左から右に向けて登場するのは特別な登場人物であることなどが説明されました。また、江戸初期に刊行された『菅家文草』の現物に実際に手を触れて、三百数十年前の本の感触や匂いも体験しました。

 

その後、来場者は入試対策講座と文章表現ワークショップ、身体表現ワークショップに分かれました。文章表現ワークショップは小林講師による小説の書き方講座です。真夏にあえて「雪の降っているところに行った様子を書いてみよう」という課題に、受講者の皆さんは楽しそうに鉛筆を走らせていました。

 

ランチ体験のあと、午後からは学科相談と自己推薦入試の登録が行われ、たくさんの登録がありました。

 

<学科説明>        <絵巻物に触れてみよう>   <文章表現ワークショップ>

 

表現創造(身体表現)ゼミ 重要無形民俗文化財「白石踊り」の鑑賞&体験ツアー

 

7月14日(土)の夕刻、岡本身体表現ゼミナール3年・4年メンバーの有志で、「現地で本物と出会おう!ツアー 国指定・重要無形民俗文化財『白石踊り』の鑑賞および体験」を実施しました。


笠岡港の船の中で、お弁当をいただき、17時すぎに笠岡港から高速船に乗ること約1時間。潮の香りを胸いっぱいに吸い込み、全身に染み込ませながら気分は少し早目の夏休み。やがて白石島に到着。


その後、海岸線に沿ってしばらく歩くと、盆踊り会場である浜辺に提灯が並び、その中央に櫓が待っていました。

 

白石踊りは、同時にいくつもの型の踊りが、謡い手と太鼓を中心として輪をなして広がるという、他に類をみない形式を持った、とても優美な踊りです。

その日は一つの輪に5種類の踊りが同時に踊られ、それぞれに衣装も異なっていました。

体験ツアーでは、衣装付き熟練者による踊りの鑑賞シーン、地元子どもたちによる踊り鑑賞シーン、そして観光客も地元の方々とともに踊る総踊りシーンがワンセットになって、数回繰り返されました。(観光客にはブラブラ踊りが指導されます)


中でも熟練者による男踊り・女踊りなどは、ブラブラ踊りと同様、6拍子の繰り返しなのに、決して簡単には真似のできない、あまりにも見事な動きの軌跡、絶妙な間合いで惚れ惚れすることしきり。日本の奥深い民舞の世界を堪能し、日本人であること岡山県人であることを誇らしく感じるひと時でした。


<船で白石島へ>          <白石踊りを体験するゼミ生たち>

7月21日オープンキャンパス風景

 

7月21日のオープンキャンパス風景をお届けします。

表現文化学科の教室には、用意した配布資料が足りなくなるほどのたくさんの高校生が来場されました。

 

最初に岡部教授から学科説明があり、本学科4年生Mさん(左写真)が在学生から見た表現文化学科を語りました。続いて近世文学(江戸文化)を専門とする井上教授によるミニ講義、その後、文章表現と身体表現に分かれてワークショップが開催されました。

 

文章表現のワークショップは小林講師による小説作法、身体表現のワークショップは体育館多目的室に場所を移して岡本教授が担当しました。

午後からは在学生とのフリートーク、学科相談、自己推薦入試の登録も行われました。

 

オープンキャンパスは7月22日(日曜)、8月26日(日曜)も開催されます。

 

<学科説明>         <ミニ講義>       <文章表現ワークショップ>

 

<身体表現ワークショップ>

 

6月17日オープンキャンパス

 

6月17日に、就実大学の第1回目のオープンキャンパスを実施しました。大学全体の説明終了後、学科の説明を行いました。男子学生による「学生の視点からみた」学科の紹介に、参加者は興味を示していました。その後、日本語学担当の三宅教授が、ミニ講義で、平安時代の女房言葉の発音を使って、「源氏物語」の朗読をしました。どうして、平安時代のことばのイント―ネーションが分るのか、その説明に参加者は興味津津でした。その後、希望に従って、表現創造コースの小説創作の演習と、身体創造のワークショップに参加し、大学の授業の雰囲気を味わいました。


 

川崎剛志教授 ハーバード大学ライシャワー日本研究所の国際研究集会で発表

 

本学科 川崎剛志教授が、5月17日・18日、ハーバード大学ライシャワー日本研究所で開催された国際研究集会「Beyond Sectarianism :New Horizons for Interdisciplinary Studies in Japanese Buddhism(日本仏教研究の領域複合的解明の試み ―宗派性の超克)」に参加しました。

 

川崎教授は「南都仏教のなかの修験」という題目で発表し、修験道を包摂した中世日本仏教のありようについて日米の研究者と議論しました。

 

なお、この時の旅行記が本学図書館報『共翔』第20号に掲載されます。

 

(写真はハーバード大学)

 

表現文化のつどい2012  動きで対話する~コンタクト・インプロビゼーションの世界~

2012年5月19日(土)10-13時体育館多目的ホールにて、東京からコンタクト・インプロビゼーション(C.I.)の第一人者勝部ちこ・鹿島聖子の両氏を迎えて、ワークショップを開催しました。

今回は、実際にからだを動かすワークだけでなく、両氏が全国から招かれて指導している活動の中から、財団法人地域創造  公共ホール現代ダンス活性化支援事業で赴いた兵庫県朝来市の、保育園児の生き生きとした様子や、 イスラエルやスイス、フィンランドにおける C.I. の様子など、映像を通したレクチャーも加わり、より深く C.I. の世界に触れることができました。

ワーク受講枠25名を超え、地域の方を含め35名の方が会場の多目的ホール狭しと笑顔いっぱいにご参加くださいました。

 

C.I.は、即興で踊るダンスの一種。コンタクトするのは、他者のからだだけでなく、他者の眼差しや位置、動きの質、部屋の色や形などなど、目に飛び込む視覚的要素すべて、音楽や物音という聴覚的要素、また温度など、要するに環境一切を含みます。

自分のからだを自分だけのものと思わず、色々な関わりの中に生きるものと捉えるダンスです。

外に心・体ひらいて委ねる心地よさ、そして他者が自分に安心して開いてくれる体を引き受ける心地よさ、を味わいながら、ワークはアットホームに進められました。

 

見学でご参加の中には小さいお子様連れの方もおいでになりました。お子さんも一緒にコンタクトに加わってくださり、一層和やかな会となりました。

 

以下は参加者アンケートからの抜粋です。

 

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・とてものびのびと自由に、また知らない方とも体を預けながら動くことで自分の中の何かがほぐれていきました。先生方がとても明るく、説明もお上手だったので、個性的に動いて要る中にも会場に一体感が生まれていて、たくさんの方の存在を感じながら楽しむことができました。

 

・普段そんなに人に接することがないので(コンタクトするという意味で)、体温や鼓動、その人(相手)の考えを知ること、また相手を自分の世界に連れ込むこと・・・POPSやジャズらのダンスとは違う、体そのものといってもよい動きをすると、自分のからだの未知なる域に踏み込んだように感じました。

 

・初めてで難しいと思う動きもありましたが、相手の存在や動きや重さを感じるのはとても心が温まるし、触れることで安心感も生まれました。自分を自然に引き出すことのができる素晴らしい表現なので、今後の自分のダンスや生活に生かしたいです。

 

・自然に無理なく「コンタクト」ができる時間を作っていただけてとても新鮮な感じがしました。技法以上に、人をどう見るか、周りのものと自分をどう関係づけるかが問われているように思い、生き方すべてにつながっていくものだろう・・と映像を見せていただきながら考えていました。ダンスセラピーに関心があるので、重なる部分も多く見つかり、勉強になりました。ありがとうございました。

 

・表現文化学科というユニークな学科、いろんな可能性がありそうですね。一般参加の機会があればぜひまた参加させていただきたいなと思います。

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学生もご参加くださった地域の方々も安心して、こころとからだ、開きあえる場と時間になりましたこと、嬉しく思います。

 

中西教授 倉敷青陵高等学校で講演

4月24日(火)、本学科の中西裕教授が岡山県立倉敷青陵高等学校の「一日総合学習」に基調講演の講師として招かれ、岡山市中区の衛生会館「三木記念ホール」で高校1年生約300名を前に「僕はこうやってゲーム作家になった」の演題で約90分の講演を行いました。

写真・音楽・動画などをふんだんに盛り込んだ多彩な講演で、高校生たちはメモをとりながら熱心に聞き入っていました。講演の中で中西教授は、少年時代に培った可能性がその後の人生の思わぬところで役立つことがあることを埋めておいたドングリが芽を出す様子にたとえ、「高校時代に自分の中にたくさんのドングリを埋めておきましょう」と呼びかけました。

 

新入生研修旅行

 

唐招提寺金堂で記念撮影4月13日(金)、表現文化学科の新入生は1泊2日の研修旅行に出発しました。学科の先生や同級生と懇親を深める機会であるとともに、本物の文化遺産に接することのできる<見る・聞く・触れる>の教育プログラムの一環でもあります。

今年の研修旅行は奈良です。岡山駅に集合して新幹線で大阪へ。大阪からは観光バス3台に分乗して奈良に向かいました。

 

最初の見学地は唐招提寺。井上靖の小説『天平の甍』でおなじみの金堂前で集合写真を撮影し、土井道弘教授の解説で戒壇、講堂、宝蔵、新宝蔵を見学し、伽藍建築や仏像を拝観しました。

次に平城宮跡に向かい、平城京歴史館を見学したあと、元気な人は復元された朱雀門から大極殿まで歩いて往復しています。大極殿の前は一面のクローバー畑。四葉のクローバーをたくさん見つけた人もいました。

宿泊はJR奈良駅前の日航ホテル奈良。宴会場でフルコースの夕食を楽しみ、おおいに懇親を深めました。

<唐招提寺で解説する土井教授><舞い散る花びらと戯れる>   <金堂前でポーズ>

 

<平城宮歴史館>        <大極殿>         <夕食風景>

 

翌14日は朝から判別自由行動。朝のうちはあいにくの雨でしたが、学生たちは奈良国立博物館や東大寺大仏殿など、それぞれ思い思いの見学先を回っていました。

<奈良公園>                        <奈良国立博物館>

就実大学人文科学部は奈良・京都国立博物館のキャンパスメンバーズになっています。人文科学部の学生は学生証を持参すれば、いつでも何度でも、通常展に無料で入場できます。また特別展も割引料金で観覧することができます。


入学式

春の日差しを受けて、キャンパスの中庭の桜が開花し始めました。

 

平成24年4月1日――今日は入学式です。表現文化学科にも92名の新入生が入学しました。

 

入学式は体育館アリーナで行われ、そのあと、先輩たちによるサークル勧誘の大量のチラシ攻めに会いながら学科ガイダンスの教室へ移動しました。学科ガイダンスを受けて、明日からは、履修指導などのオリエンテーションが始まります。

いよいよ大学生活のスタートです。

 

 

<入学式>                <サークル勧誘>

 

<学科ガイダンス>