就実大学・就実短期大学

表現文化学科
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表現文化NEWS 2011

本学科 川崎剛志教授の研究に「第42回谷口記念賞」授与決定!

 

3月23日、本学科の川崎剛志教授の研究「修験道の聖典『大峯縁起』の研究」が、財団法人山陽放送学術文化財団の第49回(平成23年度)学術研究助成の対象に選ばれ、第42回谷口記念賞を授与されることが決定しました。谷口記念賞は人文・社会部門の最も優れた研究に贈られる賞で、川崎教授の研究の精度の高さが評価されての受賞です。

 

研究の概要は、修験道の祖、役行者以来伝えられてきた(という)書物『大峯縁起』が、次第に聖典と崇められるようになり、修験道、そして修験道教団の形成と確立に決定的な役割を果たした、というものです。大峯とは紀伊半島を縦断する険しい山々のことで、日本で最も神聖な修行の山として信仰されてきました。

 

平成24年度、川崎教授の担当する「実地調査」では、9月に2泊3日の日程で、大峯の南端、熊野三山を訪れる予定です。現地の研究者にも解説を依頼しています。本学科の「見る・聞く・触れる」授業はほんものです。在学生の受講を待っています。

 

卒業パーティー・卒業式

 

3月19日、岡山駅前のホテルグランヴィアで就実大学卒業パーティが開催されました。

 

ご馳走に舌鼓を打ちながら思い出話や進路の話に花が咲きます。みな手に手にデジカメを持ち、友人や恩師との記念撮影を楽しみつつ別れを惜しみました。弦楽アンサンブルやギターなどの音楽系サークルの生演奏を楽しみながら、あっという間の2時間でした。

 

 

 

 

翌20日は卒業式。体育館での式のあと、学科に分かれて一人ひとりに卒業証書や教職・図書館司書・博物館学芸員・社会教育主事などの免許・資格の証書が手渡されました。学科教員からのあたたかい「贈る言葉」を胸に、表現文化学科の卒業生は力強く社会に旅立っていきました。



 

三遊亭金時師匠「表現としての落語」(トーク&落語)公開学術講演会

金時師匠の高座
毎年恒例の表現文化学会 公開学術講演会。今年は落語家の三遊亭金時師匠をお迎えして「表現としての落語」と題してトークと落語の会を開きました。就実大学・就実短期大学「お笑い研究会」顧問でもある本学科中西裕教授との対談のあと、古典落語「御神酒徳利」、たっぷり40分の熱演を鑑賞しました。質問コーナーでも活発な質疑応答が行われました。

-記-
日 時:平成23年11月26日(土)
13:30-15:00(開場13:10)
場 所:就実大学 R館 R601講義室
内 容:第一部 対談「表現としての落語」
対談のお相手(本学科教授 中西裕)
第二部 落語
第三部 質問コーナー

 

【講師紹介】
「お笑い三人組」の小金馬として一世を風靡した四代目三遊亭金馬の長男として昭和37年東京に生まれ、昭和61年大学卒業と同時に父・金馬に入門。平成元年に二ツ目、平成10年には真打ちに昇進。平成12年にはNHK朝のテレビ小説「私の青空」にて春風和夫役で役者デビュー。平成16年文化庁芸術祭演芸部門新人賞、平成17年国立演芸場花形演芸大賞銀賞、平成18年同「金賞」を受賞。現在では、鈴本演芸場など多くの寄席で主任(トリ)を度々努めるほか、数々の講演もこなす多彩ぶりで活躍の実力派。

中西教授との対談

 

表現創造コース身体表現ゼミナール「第6回卒業制作発表会」のご報告

2011年10月8日(土)16:30からT611音楽教室にて、表現文化学科設立9年目第6回目の卒業制作発表会を開催いたしました。過去最高来客数94名のお客様がおいでくださり、無事盛会に終えることができました。ご来場の皆様、お忙しい中本当に有難うございました。

今年度の全体テーマは『ヒトと向き合い、ジブンを見つめる』。今年の4年ゼミ生は10人。そこには10通りの考え方・生き方がありました。来春私たちは本大学を卒業し、新しい道を進んでいきます。刻々と時が過ぎ、進路が決まっていく中、これから社会に出ていこうとする私たちの心の中には混沌とした思いがありました。果たして自分の考えは正しいのか、それは社会に通用するものなのか。いや、そもそも正しさとは何か?なかなか答えにたどり着きません。嗚呼、なんてもどかしいのか! そうやって、自分を模索することを始めた私たちは、次第に作品創作を通して自分を見つめ直し始めていました。やがて自分を見つめていくと今度は人の存在が気になり、人との接し方について考えるようになりました。人との距離のはかり方や声のかけ方…。人を避けては自分を見つめられない。自分を見つめなければ人とは上手く付き合っていけない。
ヒトって、ジブンって、一体なんなんだ?! これが私たちのテーマとなりました。


プログラム
1 『地球が回る音を聴きなさい。』中川綾那
2 『Happy Choice』只平真奈見
3 『私は生まれなおしている』大西由希子
4 『雨音のやさしい調べ』小椋早希子
5 『罠』井原麻里
6 『サンプル時代』守屋あゆみ
7 『虫5000匹分の命』吉永佑記
8 『ブーメラン ~君の瞳に乾杯~ 』星合恭介
9 『プラットホーム』身体表現ゼミナール3回生
10 『そして、芽吹きのときを待つ』中尾舞衣
11 『犀の角の様にただ独り歩め ~ブッダの言葉より~ 』高須悠嵩

今回は演劇作品が5つ(2,6,7,8,9)、ダンス作品が6つ(1,3,4,5,10,11)となりました。
10,11番目の作品は、9月に開催された大学創作ダンスコンクール全国大会「アーティスティック・ムーブメント・イン・トヤマ」に出品し、11番『犀の角…』は、富山県知事賞を受賞!した作品でした。

最後になりましたが、発表を支えてくださった大学関係者の皆様、照明・音響・舞台装置・舞台監督という大仕事を頼もしく支えてくれた演劇部員ダンス部員の皆様、そして本務を縫いながら協力支援をいとわずに駆けつけてくれた卒業生の皆様に心から御礼申し上げます。

表現文化学科 表現創造コース 身体表現ゼミナール一同(文責・中尾舞衣)

文学散歩 尾道をたずねて


9月26日表現文化学科恒例の文学散歩、今年は尾道に学生38名・教員4名で行ってきました。とても良く晴れた初秋の一日で、千光寺公園の展望台からは、瀬戸内の海がキラキラ。文学の小道では石碑に刻まれた歌を詠じ、由緒ある千光寺を参拝しました。

そして自由に尾道の街を散策した後は、皆でおのみち文学の館へ。館の係の方にゆかりの文学者について、とても丁寧に説明して頂けました。
以下は参加した学生さんの感想です。

 

「講義内で教えて頂いたこともある、志賀直哉旧居にも入ることができたりと、非常に良い経験をすることが出来ました。その他にも知識が深まり、尾道を文学の街として歩けて楽しかったです。」(3年、M.Yさん)

 

「ジブリの世界に入り込んだような、趣のある景色がたくさんありました!階段はキツかったけど、文学に触れながら散歩するのは想像以上に楽しかったです!」(3年、K.Mさん)

 

 

中西裕教授の講義が山陽新聞に取り上げられました

平成23年11月6日付「山陽新聞」朝刊に、本学科 中西裕教授の「情報と社会」の授業についての記事が掲載されました。

「ケータイで発言 就実大 ユニーク講義」と題した記事で、大教室の100名以上の講義で携帯電話やスマートフォンを使った授業実践が紹介されています。授業内容への質問や意見を受講者全員が携帯端末を使って送信すると、それが即座に教室のプロジェクターに表示されるシステムです。手を挙げて発言するのはせいぜい数人。しかし携帯端末を使えば受講者全員が発言できます。発言のいくつかは授業中に取り上げられ、またすべての発言に対してオンラインで先生のコメントが返されます。

中西教授は「このシステムを使うと学生の質問力が磨かれ、授業の理解も深まります」と語っています。「情報と社会」は人文科学部・教育学部の全学生が受講することができます。

 

表現文化NEWS:身体表現ゼミ卒業制作発表会のお知らせ

「表現創造コース身体表現ゼミナール卒業制作発表会」が下記日程で開催されます。
岡本ゼミのゼミ生のパフォーマンスが見られます。どなたでもご観覧いただけますのでどうぞご来場ください。
9月18日に富山で開催された「アーティスティックムーブメント・イン・トヤマ」(大学創作ダンス全国大会)で全国2位にあたる「富山県知事賞」を受賞した本学科4年高須悠嵩君の受賞作品も上演されます。

  1. 日  時:2011年10月8日(土)開場15:30 開演16:00
  2. 場  所:就実大学 T館6階611音楽教室(T611)
  3. 概  要:私たちゼミ生のほとんどは未経験者で0からのスタートです。入学後、心身丸ごとの表現の面白さに目覚め、私たちなりに努力を重ねてまいりました。今回の発表では、自作自演の手作りダンスや演劇・コントなどの身体表現をご披露します。ブッダの言葉よりインスピレーションを得て創作したダンス作品「犀の角のようにただ独り歩め」や、現代の活力不足に立ち向かう新入社員を描いたコント「サンプル社員」など全11作品を発表します。
  4. 主  催:就実大学人文科学部表現文化学科表現創造コース 身体表現ゼミナール14名

第三回オープンキャンパス風景

7月の第二回に続き、8月21日(日曜)第三回のオープンキャンパスが開催されました。
朝からあいにくの本降りの雨にもかかわらず、表現文化学科にもたくさんの高校生が参加してくれました。
岡部教授からの学科説明に続いて、在学生による学科紹介も行われ、元気な語り口に「口頭表現」の授業の成果がいかんなく発揮されました(写真下左)。
「この仏はなぜ怒っているのか」と題する土井教授のミニ講義(写真下中)、 その後は教室では文章表現の、体育館では身体表現のワークショップが行われました。

写真下右は小林講師によるワークショップ「小説を書いてみよう」の風景です。「写実的虚構」である小説のレッスンとして「あなたが雪の降る場所に行くことを想像し、できるだけリアルに文章にしてみてください」という課題が出され、受講者は熱心に取り組んでいました。

 

第一回オープンキャンパス風景


平成23年6月25日(日曜)、今年度第一回のオープンキャンパスが開かれました。
午前10時に始まった全体説明では講堂が満席になる盛況で、表現文化学科の教室にも例年以上の見学者が訪れました。
松尾直昭学科長より「見る 聞く 触れる」の実感教育プログラムや日本語運用能力向上プログラム、取得できる資格などについての説明があったあと、表現文化学科2年生のS君が「学生の目から見た表現文化学科」について話しました。
その後、岡崎友子准教授によるミニ講義「日本語学って何?」、続いて表現創造ワークショップと続きます。ワークショップは山本光久教授による文章表現と岡本悦子教授による身体表現に分かれ、高校生たちは体験的な学習に取り組んでいました。
午後からは個別の学科相談や自己推薦入試の面談・登録が行われました。
7月、8月、10月(10月は学園祭と併催)にもオープンキャンパスがありますので、学科の雰囲気を感じにおこしください。

 

表現文化学科:岡崎友子准教授、岡山芸術文化賞 準グランプリ!

本学科の岡崎友子准教授が、平成23年4月、岡山県より「岡山芸術文化賞」総合分野 準グランプリを贈られました。この賞は優れた文化活動の業績が認められる個人または団体を顕彰するもので、第38回金田一京助博士記念賞受賞の功績を認められたものです。

写真は賞牌を持つ岡崎先生と談笑する表現文化学科の学生。

 

 

 

 

新入生研修旅行

4月15日、表現文化学科の新入生は京都に研修旅行に出発しました。在学生が口を揃えて「友達作りの最大のチャンス」と言うのが、この新入生研修旅行です。

岡山駅から新幹線で京都へ。あいにくの小雨の中、京都駅から観光バス3台に分乗して嵐山に向かいました。嵐山の渡月橋のほとりで昼食をとり、しばらく散策の後、庭園の美しさで名高い天竜寺を見学しました。
天竜寺は夢窓疎石の開いた臨済宗の大刹です。いわゆる「京都五山」の一つで、世界遺産にも登録されています。

池を中心としたみごとな借景の庭園はしっとりと濡れて、雨の京都もなかなかよいものです。

 

次に一行は京都国立博物館に向かいました。博物館では特別展として「法然 生涯と美術」が開催されており、これを全員で見学しました。法然は浄土宗の祖と言われる平安末期から鎌倉時代の僧で、現在の岡山県出身です。
新入生は、メモなど取りながら郷土出身の法然ゆかりの展示品を熱心に見て回りました。

宿泊は京都駅前の新都ホテルです。本格的なコースディナーにとまどい気味の新入生に、ホテルの方が「ナイフとフォークは外側からお使いください」と助け舟を出す一幕もありました。

二日目はクラスごとに自由研修です。清水寺などを見学したクラスが多かったようです。一泊二日の旅で新入生たちは、新しい友達とも学科の先生とも大いに親睦を深めました。

 


国立博物館キャンパスメンバーズ
就実大学人文科学部は奈良・京都国立博物館のキャンパスメンバーズになっています。人文科学部の学生は学生証を持参すれば、いつでも何度でも、通常展に無料で入場できます。また特別展も割引料金で観覧することができます。
京都国立博物館のチケット売り場横にはキャンパスメンバーズ会員校のプレートがあり「就実大学人文科学部」の名が記されています。