日本文学コース
学びの対象となるのは、現代・近代から近世・中世・古代まですべての時代の文学から、歌舞伎・浄瑠璃・近現代戯曲といった演劇芸能、あらゆる美術表現に至るすべての文化です。それまで知らなかった先人の深い智恵と思索を学び、人間存在について思いを馳せることで、自分自身が大きく成長していきます。
日本語学コース
毎日使っている日本語、その日本語はどのような特徴をもったことばなのか、改めて考えたことがありますか。例えば、「僕は男だ」「あたし女よ」といった男女の違いや、「明日、雨だ(標準語)/雨じゃ(岡山方言)」といった地域による違いがあります。また、「(雨・雪の降る音)しとしと・ざーざー・ぱらぱら・はらはら」と沢山のオノマトペ(擬音語・擬態語)を持っているといった特徴も見られます。さらに、テレビやマンガには「(なぜかしゃべる猫)うれしいみゃーん!」「(お公家様)まろは、雅なお子ちゃまでおじゃる」など実際には存在しない、独特の日本語を話すキャラクターも発見できます。
このコースでは、日本語をいろいろな視点から、いろいろな時代のいろいろな材料…例えば文学作品・記事・マンガ・インタビュー番組・シナリオ等々…を使って調べ、その本質を探り明らかにします。一方、日本語を知ることは、より良い表現者への手がかりを得ることにもなります。
表現創造コース
このコースには身体表現と言語表現とがあります。しかしどちらも、自己を鍛練し、磨きをかけ、技術を身につけ、他者を納得させる表現力を体得することに変わりはありません。体や言葉を自在に操ることはそれほど簡単ではないのは自明ですが、だからこそ日々のトレーニングが大切になります。まずは日常の自分の体や言葉を見直すことから始めましょう。