表現文化学科の在学生の声や活動を紹介するコーナーです。
2011年度分
本学科4年高須悠嵩君創作ダンスで富山県知事賞受賞!
表現文化学科身体表現ゼミ(岡本悦子教授)の4年生高須悠嵩君と中尾舞衣さんが、9月18日に富山で開催された「アーティスティックムーブメント・イン・トヤマ」(大学創作ダンス全国大会)に挑戦し、高須君が全国2位にあたる「富山県知事賞」を受賞しました。
高須君の作品は「犀の角のようにただ独り歩め」。ブッダの言葉をもとに「決してあきらめない、決して負けない」というメッセージをこめたそうです。
なみいる全国の強豪校を差し置いて初挑戦の高須君が富山県知事賞に輝いたのはまさに快挙です。
この受賞により、高須君は2012年1月9日に東京高円寺の「座・高円寺」で開催される「座・高円寺ダンスアワード」への出演が決まりました。
写真は就実大学ダンス教室での高須君と中尾さん。
2010年度分
岡山国文祭「あっぱれ組」で活躍の学生手記
文化の重みは人の重み ―第25回国民文化祭岡山 オープニングフェスティバルへの出演を通して―
今年10/30~11/7にかけて岡山で第25回国民文化祭が催されました。県内の各地で音楽・演劇・舞踊・伝統芸能・美術・文芸・生活文化・歴史文化……と様々な事業が展開され、それらの口火を切って初日に開催されたオープニングフェスティバルでは桃太郎アリーナを舞台に800人を超える県民が参加して巨大な舞台絵巻を繰り広げました。自分もそこに参加したのだと思うと、今まさに舞台袖に立っているかのように緊張と興奮が甦ります。
この度の国文祭では先催県にない岡山ならではのプロジェクトとして、ステージ・ナビゲーター養成の試みがその開催に先立って始められました。これはオープニングフェスティバルでの出演・進行を務め、さらには岡山の文化をリードする人材の育成を目的としたものでした。私は昨年の秋、芸術への意欲を持て余していた所へ岡本先生よりお声掛けを頂き、これに応募することを決めました。
書類審査とオーディションを経て結成したメンバーおよそ20名。私達は「あっ晴れ岡山国文祭」の名にちなんで「あっ晴れ組」と名付けられ、10代から30代まで幅広く選出された中には、就実大学表現文化学科の学生3人が含まれていました。
4月から始まりおよそ7ヶ月に渡る「あっぱれ組養成プログラム」は、文化力向上を目的とした座学やレッスンで構成される前半部と、オープニングステージで実際に演じるパフォーマンスの稽古をする後半部とがありました。岡山の歴史や文化について、また舞台での発声や所作について、各方面でプロとして活躍される先生に直接教えてもらえるという贅沢な環境。また県を挙げての壮大な舞台を仲間や多くの出演者・スタッフと共に創り上げていった経験は一生の宝物になりました。
得手不得手の様々なメンバーを集めて「ナビゲーター」としてまとまったパフォーマンスを目指す事は決して簡単なことではありませんでした。「他人の集まり」が如何に「仲間」となれるのか、それぞれの立場で暗中模索する日々でもありました。今になってみると、そういった葛藤こそが「文化」の始まりであると言えるような気がしています。
にわかづくりではありましたが、それだけに結集した人々の多様性は凄まじく、そんな中で押したり引いたり泣いたり笑ったり(怒ったり?)するのはそれ自体大きな学びでした。
人と人、過去と未来をつなぐあっ晴れ組の働きは、まだ幕を開けたばかりです。
表現文化2年山形さん、地元ネットラジオに出演!
表現文化学科2年山形紗生さんが、地元のネットラジオ「Radio Camnet」にゲスト出演しています。岡山を中心に活動するお笑い芸人リンクアップとっしーさんがMCを務める「School of Rock」に、本学お笑い研究会部長として電話出演し、1時間にわたってとっしーさんとのトークを繰り広げています。
就実大学・就実短期大学のお笑い研究会は今年10月にOHKの「ニョッキン7プラス」に出演し、千原せいじさんと共演。番組で本学学生が漫才も披露しました。その番組を見たリンクアップとっしーさんからのオファーで山形さんの出演が決まりました。
2008年度分
「表現文化のつどい」ワークショップに表現のヒントが!(表現文化学科2年男子)
2008年5月17日の「表現文化のつどい」はマイケルシューマッハ氏によるダンスインプロビゼーションのワークショップでした。参加した表現文化学科2年生のA君から、感想が寄せられました。
当たり前のように毎日を過ごしているけど、何が「当たり前」か考えてみると、答えはなかった。
マイケルさんが「旅をする」という言葉を何度か使っていたけれど、外の世界と内面世界のつながりを考えた時間だった。
体とは、動くとは、何故動くか、ということを考えてしまう。
インプロ(ダンス)をするにあたって、理由を求めてしまう。
すると、どうしても自己完結になってしまう。そのことに疑問を持っていた。
このワークショップの体験にそのヒントがあったと思う。
これから持ち帰って、ゆっくり消化していきたい。
五感の話がおもしろかったです。感じることを意識してみる時間を持とうと思います。
2007年度分
個展を開きました!(表現文化学科4年亀山智美さん)
2007年11月、岡山市内のギャラリーカフェで、表現文化学科の在学生 亀山さんの絵と書の個展「ケセラセラ・スケッチ」が開催されました。
就実大学表現文化学科4年生の亀山智美と申します。 かめこ という名前で絵を描いています。これから卒論提出、就職活動などありますが、マイペースに描いていけたらと思います。
何か絵に関するご要望、質問などありましたら気軽に声を掛けてください。岡崎ゼミに居ます。
弓道と<見る・聞く・触れる> (表現文化学科2年Nさん)
Nさんは、「第三十四回那須与一を偲ぶ西日本弓道大会」(平成19年8月)で一般女子の部優勝に輝きました。
私は部活で弓道をやっていますが、ここで身にしみて覚えたことは、実際に体を使うことは思ったほど簡単ではないということ。最初はほとんど的に当たったことはなかったんです。他の部員たちが難なく弓を射っているさまに焦りを感じながらも、基本に忠実にと一所懸命練習したものです。
おかげで何とかサマになってきたのですが、〈見る・聞く・触れる〉という表現文化学科のプログラムも同じように簡単ではありません。テキストを実際に声に出して読んだり、ものを書いたりする実践的行為に四苦八苦しながらも興味深く関わっています。聞くと見るとは大違いということをまさに身を持って学んでいるところです。
皆さんもこの「苦しみ=楽しみ」を味わってみませんか。