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表現文化学科
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表現文化学科:身体表現ゼミ卒業制作発表会

就実大学 人文科学部 表現文化学科主催 第11回 身体表現ゼミナール 卒業制作発表会を開催しました。

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会場:就実大学T館6階 音楽教室(T611)
日時:2016年10月8日 (土)16時30分開演

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今年も98名と沢山のお客様にご来場いただき、私たちの4年間の集大成である卒業制作発表会を無事に終えることが出来ました。

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発表会タイトル「#nofilter」について
「#nofilter」とは画像共有サービスで使われるものです。見映えよく加工した画像が多い中、あえて加工しないそのままの画像につけられます。
そこから「加工しないそのままの内面を見せていこう」という意味、ネットで馴染み深い#をつけることにより「今を生きる私たち」を強調するためこのタイトルにしました。

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○プログラム
1「confession」

私の作品は、頭の先から指先・足先ましては髪の毛まで綺麗に魅せようとした点が特徴です。今まで人には伝えてこなかった自分の深いところを出したいという想いを込めています。

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2「おしえてください」

普段は晒す事のない生身の『私』や世界観を描ききることが出来、自分自身喜びを感じています。激しい動きや躍りは一切なく、最初から最後まで、1人で語り続ける作品です。

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3「未読無視」

コミュニケーションの形は様々ですがどれも両者の間で上手く折り合いがつかないと成り立たない。というのを様々な人が思い思いに過ごすファミレスの喧騒と共に表現しました。

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4「save me」

「これでは自分がまるで消耗品のようだ」と感じつつも、愛想をふりまき続ける現状に対しての思いを作品に込め、屈折感や繊細さを意識した演出をしました。

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5「わたしの花の咲き方」

とにかく「咲かせる」のではなく「咲く」ことが大事なんだと演じてて思いました。
全員で花を咲かせるシーンと、それぞれ自分の花を咲かせるシーン。またわたしは花を咲かせる為の葛藤を演じているところが見どころです。

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6「undecorated」

「好きなファッションで外見を飾ることはできるけど、それに中身が伴わない」がテーマで、小道具としていろんな靴を並べることで華やかに演出し、他の作品にないユニークな演出をしました。

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7「Girls Rule」

女の子は本当は皆自分が1番と思っているはずだけど、それを上手く隠しながら友好関係を築くという女子ならではの暗黙のルールみたいなものを表現しました。

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8「Resistance」

真っ暗な場所から光を求めて壁にぶつかりながらも自分の目指す先に諦めず進んで行く力強さを表現しました。高めの身長を活かして、大きな動きや高さのあるジャンプでインパクトを出しました。

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9「八方笑人」

私の作品に対する想いは、いい子でいようとするわたしをコミカルに表現しようと努めました。曲と衣装も含めコミカルさを表現しました。

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10「授業課題『「あ」を描く』からの試作」

卒制の作品は、岡本先生の授業時の、身体のどこかを使って「あ」を描くワークから作品を創りました。
3年生それぞれの個性をそのまま真っ直ぐ作品にしてしまおうという試みから、ソロシーンをリレー形式で構成しました。

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11「beyond…」

周りを頼れない自分の殻を破って、支えてくれる仲間と一緒に障害を乗り越えたいという想いで演じました。人の上に乗り、塔を作ったり飛び越えたりして高さを出したところは、他の作品に比べてこの作品の特徴だと思います。

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12「空っぽのカバンを持ちなさい」

「自分の理想」をテーマにした作品ですが個人の問題に入り過ぎず、多くの人に伝わるような作品にしようとしました。自分の身体を単なる自己として表現するのではなく、時にはケムリにもなり、人にもなり、鳥にもなるイメージで踊りました。

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アンケートには、
「私も踊りたくなりました。」(10代女性)、「いろいろな思いを自分なりによく表現しようということが素敵でした。」(50代以上女性)等,多数の方に共感して頂き、励みとなりました。

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私達が主体となってひとつの舞台を作り上げるには、やらなければならないことが山ほどあり、その大変さを痛感しました。
また、その過程で協力してくださいました大学関係者の方、照明・音響・舞台監督・卒業生の方等、多くの方の支えがなければ成し遂げることはできず、私達の為に時間や労力を割いて頂いたおかげで、こうして無事終えることができました。一同心より御礼申し上げます。
3年生のみんなには私達よりも、より素敵な舞台を作って欲しいと思います。ひとつの公演を打つためにはたくさんの物事に取り組む必要があるのでメンバー全員の連携、協力を大切にしてください。来年のこの日を楽しみにしています。

(第11期身体表現ゼミナール生一同)