応用範囲の広い教育心理学の専門知識・技術の修得
教育心理学は広い研究領域(発達,学習,人格,知能,臨床,集団,測定・評価)と実証科学的研究法(観察,実験,調査,検査,データ解析,統計)をもっています。その知識・技能の修得により,教育・福祉分野のみならず一般企業分野(人事,市場調査,人材育成,企画,健康管理など)にも活躍が期待できる,応用力にすぐれた人材を育てます。
充実した教員スタッフ
専任教員は12人。その中には博士号保有者8人,教職経験者4人,臨床心理士4人,臨床発達心理士1人など,学術的にも実践的にも専門性の高い教員が指導にあたります。
心のケアや特別支援教育に詳しい養護教諭を養成
本学科の専門科目に,認定心理士・養護教諭・特別支援学校教諭の各養成課程が含まれています。大人に比べ子どもは,とりわけ障害をもつ子どもほど心身の相互連関性が高く,身体のケアと心のケアを切り離すことはできません。現代の保健室には,ケガや急病への応急処置室,体格・視力などの測定室,体調不良の子の休養室といった伝統的な機能に加え,悩みの相談室,身体や健康についての学習室,さらには,不安定な子どもたちの避難室や談話室,不登校傾向児の居場所といった複合した機能が求められています。本学科で教育心理学や障害児教育を深く学ぶことで,上記のような複合した機能をもつ保健室の担い手(養護教諭)を養成します。
心理教育相談事業で地域貢献
就実教育実践研究センターとの連携のもと,教育心理学科の人材と施設を生かし,学科の主体的取り組みとして地域に開かれた心理教育相談事業を展開し,大学の地域貢献の一翼を担うとともに,学生の体験学習・実地訓練の場としても活用します。
教育心理学科の特別教室
実習科目の充実
心理学系では教育心理学実験実習,心理検査法実習,カウンセリング実習(いずれも学内),養護学系では看護学実習(学内),看護学臨床実習(病院等),養護実習(小・中・高),教育実習(保健)(中・高),特別支援系では特別支援教育実習(特別支援学校)があります。
養成する人材像
- 教育心理学の知識・技術とカウンセリング・マインドをもって今日の教育問題に対処できる人材
- 「支えケアする教育」に専門性と実践力を発揮できる養護教諭
- 特別支援教育にも教育力を発揮できる教員