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教育心理学科 Q & A

Q1. 教育学部の教育心理学科は,文学部の心理学科とはどのように違うのですか?

心理学は人間の心理現象や行動原理を研究する学問ですが,心理学の中心的分野である基礎心理学(知覚・認知・社会など)を深く研究するのが文学部の心理学科です。

 

一方,教育心理学は教育活動に心理学の知識・技術を適用する応用心理学の一分野です。したがって,教育学部の教育心理学科は,子どもの発達や適応,学習や記憶,動機づけ,教育相談・カウンセリングなど,教育の場における心理・行動を研究する学科といえます。

 

就実大学教育学部教育心理学科は,認定心理士養成課程として基礎心理学をベースにした上で,教育心理学の中心的な分野である発達心理や臨床心理を充実させた内容をもっていることが特徴です。

 

Q2. 教育心理学科ではカウンセリングが学べますか?

もちろんです。教育心理学科の特色の1つは,教師など対人援助職に不可欠なカウンセリング・マインドを身につけることができるカリキュラムと教員スタッフをもっていることです。学科専門教育科目の中に,カウンセリング概論,カウンセリング演習III,カウンセリング実習,心理療法概論,心理療法各論,心理療法演習 IIIなど,カウンセリングや心理療法を専門に学ぶ科目が充実しており,臨床心理士や臨床発達心理士などの資格をもち臨床実績のある専任教員6人が教育指導にあたります。


なお,カウンセリングの知識・技能に関する教育の場での応用実践については,教育相談や健康相談活動で学びます。

 

 

Q3. カウンセリング・マインドとはどんなことでしょうか?

カウンセリング・マインドとは,カウンセリングを行うときにもつべき態度や人間関係のあり方,つまり,相手の気持ちを相手の身になって感じ,相手と気持ちの通じ合う関係を大切にする基本的な態度や技能を指します。教育の場で求められるカウンセリング・マインドとは,子どもの成長する力を信頼し,あらゆる場で子ども一人一人に関心をもち,その存在や個性を認め尊重し,その心を理解しようとする態度や姿勢,ということになるでしょう。

 

カウンセリング・マインドは,教育の場はもちろんですが,福祉や医療,また一般企業の営業や窓口など,人と接する仕事においても求められる重要な態度・技能とされています。

 

 

Q4. 教育心理学科で取得できる認定心理士とはどのような資格ですか?

認定心理士は日本心理学会が認定する資格です。4年制大学において心理学のさまざまな専門科目を一定以上履修した人について,心理学の専門家として職務を遂行するために必要最小限の標準的基礎学力と技能を修得している事を認定することを目的としています。ただ,「必要最小限」ということでもあり,認定心理士の資格だけをもって心理専門職に就職することは現在ではなかなか難しいでしょう。

 

しかし,教育心理学科の場合,認知・発達・個人差・臨床という広い範囲の心理学分野とともに,応用のきく研究方法(実験・調査・検査・統計など)を学ぶことができ,しっかり実力をつけて認定心理士資格をもつことになりますので,一般就職においては大いにアピールできる強みになります。また,教員免許とあわせて認定心理士の資格を取得することにより,カウンセリング・マインドを備えた教育者として活躍の場が広がることが期待できます。

 

なお,「認定心理士」資格保有者は,「心理学検定1級」を取得する上で,優遇措置があります。

 

Q5. 教育心理学科を卒業すると臨床心理士の資格が取得できますか?

教育心理学科を卒業するだけでは臨床心理士資格は取得できません。臨床心理士資格を取得するためには,日本臨床心理士資格認定協会指定の大学院修士課程を修了し,かつ,認定協会が行う資格審査試験に合格しなければなりません。教育心理学科で認定心理士を取得し卒業することは,その指定大学院の受験資格を得ることに相当します。なお,就実大学大学院では,臨床心理士養成課程をもつ大学院研究科修士課程の設置を構想中です。

 

 

Q6. 教育心理学科には養護教諭養成課程がありますが,養護教諭とはどのような教員ですか?

養護教諭は,学校内で児童生徒の健康(養護・学校保健)をつかさどる教員のことで,子どもたちからは「保健室の先生」と呼ばれています。現在のところ養護教諭の多くは女性ですが,男性の養護教諭もいます。養護教諭は,保健室などに常駐し,校長や他の一般教員,学校医等と連携しながら幼児・児童・生徒の健康に関する情報の把握,疾病の予防と健康の保持増進を行なっています。最近は,不安等,心理的問題を抱える児童生徒が増加しており,養護教諭には,身体面だけでなく心理面でのケアができること,また心身の健康教育ができることが求められています。

 

これまで養護教諭養成課程の多くは看護系学科に開設されることが多く,心理系学科に開設されているのは,まだ全国でも少数です。教育心理学科では,心理学を学びながら養護教諭一種免許状を取得することができますが,上記の社会的要請に応える人材,つまり,教育力もあり,心理的なケアも十分に心得た養護教諭を養成する,というのが本学科の特色です。

 

 

Q7. 養護教諭一種免許状を取得すると,養護教諭への就職はできますか?

公立の小学校・中学校・高等学校の養護教諭になるためには,都道府県単位で行われる教員採用試験に合格しなくてはなりません。

 

近年,岡山県では教員採用試験における養護教諭の採用数は20〜30名程度で推移しており,他県も同様で,やや増加傾向にあります。教育心理学科では,本学キャリアセンターや教職支援センターと連携しながら,採用試験突破に向けた指導・支援を徹底して行っており,養護教諭になるという夢をぜひ実現してほしいと願っています。

 

Q8. 養護教諭一種免許状を取得することのメリットはどんなことでしょうか?

養護教諭の免許取得のためには,医学や看護学,薬学,栄養学,学校保健学などの専門知識を学び,看護学実習などで専門技能を修得します。教育心理学科では,心理学の授業が充実しており,カウンセリングや心理療法の知識や技能を身につけることができます。また学科独自の科目として身体健康エクササイズやダンス,食育に関する授業もあります。つまり,心身の健康ケアのプロとなる幅広い訓練を受けますので,養護教諭への進路はもちろんですが,一般就職においても,健康関連企業への就職や企業の健康管理・増進担当者としての活躍が期待されます。

 

 

Q9. 養護教諭免許を取得する場合,実習がありますか?

養護教諭一種免許状を取得するには,看護技能を学ぶ学内での看護学実習の他に,学校(小・中・高)の保健室で実習する養護実習(4週間),病院等でチーム医療の実態を学ぶ看護学臨床実習(2週間)が必修になります。養護教諭免許状に加えて中学校・高等学校教諭一種免許状(保健)を取得する場合は,中学校または高等学校での教育実習(3週間)が必修になります。

 

他に,学生たちは,小学校,中学校,高等学校での保健室ボランティアに積極的に参加しています。現場での体験学習が未来の教員としての自己意識を高めます。

 

 

Q10. 特別支援学校教諭一種免許状を取得すれば特別支援学校の教員になれますか?

特別支援学校教諭一種免許状は,基礎免許(主免)を必要とする免許状(副免)です。学科内では,中学校・高等学校教諭免許状(保健)を主免とし,特別支援学校教諭免許状を副免とします。教育心理学科の学生が特別支援学校(小学部)の教諭になるには,自学科で特別支援学校教諭課程の単位を修得するのと同時に,他学科受講制度を利用して初等教育学科で開設している小学校教諭養成課程の所定の単位を修得する必要があります。また,初等教育学科の学生は自学科で小学校教諭免許状を取得し,他学科受講制度を利用して教育心理学科に開設している特別支援学校教諭養成課程の所定の単位を修得しなければなりません。もちろん教員として採用されるためには,いずれの学科の学生も教員採用試験に合格する必要があります。

 

特別支援教育は今後人材が求められる分野と言われています。副免として特別支援学校教諭免許状をもっていることは採用試験対策上,有利であることは間違いありません。(なお,他学科受講制度の詳細については,入学後,履修指導で説明します。)

 

 

 

 

Q11. 心理学を学ぶには数学の知識が必要だと聞きましたが,それは本当でしょうか?

本当です。心理学というと文系のイメージが強いようですが,実は実験法,調査法などの研究法を用いる経験科学です。強いて分類するならば,文系と理系の両方のセンスが必要な文理系とでも呼べるでしょう。そして心理学の学習と研究には,心理統計法とそのツールであるコンピュータが欠かせません。これらを理解して使いこなすためには,数学の知識が必要です。とはいえ,高度な数学全般が必須というわけではなく,主に確率統計と線形数学など数学Ⅰ水準の知識・技能が求められます。高校数学をしっかり勉強しておいてください。なお,数学も好きで人の心や行動に関心のある人は,教育心理学科に向いていますよ。

 

 

Q12. 教育心理学科の実験・実習設備は充実していますか?

はい,充実しています。教育心理学科では,心理学系の実習,養護学系の実習,特別支援系の実習など,様々な実習が用意されています。看護実習室や模擬保健室,面接実習室,プレイルームなど,それぞれの実習専用に設計された設備を利用して実習を行うことができます。

 

 

心理学では実験が必須ですが,複数用意されている心理実験室の中には,実験の様子を複数の角度から録画できる設備,集団行動を観察できる設備,完全防音の特殊実験室,脳波測定を行うための機材,実験や調査のデータを分析するための機材など,豊富な設備を利用して,実験を行うことができます。

 

 

Q13. 心理テストで人の性格が本当に分かるのでしょうか?

世の中に出回っている「心理テスト」の中には,「あなたの性格がズバリ分かる!」というような根拠の怪しいものがたくさんありますね。教育心理学科で学ぶのは,そういった「怪しい心理テスト」ではなく,実証的研究に基づいた,客観的な根拠のある心理テストですので,区別して捉えてください。

 

「根拠のある心理テスト」は,「あなたはこういう人です!」と断定するものではなく,「あなたの性格の,この側面については,こういう傾向があるのでは?」という「仮説」を与えてくれるものです。

 

人の心は奥深く,変わり続けるものです。全て分かることなどありえませんよね。そのことを肝に銘じつつ,心理テストの理論と実施法を学びましょう。

 

 

Q14. 子どもの教育に心理学は役に立つのでしょうか?

子どもに限らず,教育は対象を理解するところから始まります。特に大人に向かって絶えず発達的な変化を続けていく子どもの教育の場合,“誕生した新生児がどのような過程を経て大人になっていくのか”といった,その発達過程の理解も同時に行う必要があります。発達の原理や段階を踏まえてこそ,一人一人の子どもにふさわしい教育が可能になるのです。心理学は,教育の対象の理解や子どもの行動の意味を理解するうえで,有効な手掛かりやヒントを得ることができる,大変重要な学問分野と言えるでしょう。

 

 

Q15. 障害児心理学とはどのような授業科目ですか?

「心理学」や「障害児教育」は聞いたことがあっても,「障害児心理学」は聞いたことがないという方は多いでしょう。特別支援教育では,障害のある子ども一人ひとりに合った教育を行うことが求められます。言わばオーダーメイドです。ですから,どのようにものを見ているのか,どのように聞いているのか,どのように考えをまとめ行動しているのか,その子どもの認知特性などの心理的側面,行動特性を理解することが必要となってくるのです。障害児心理学は,障害のある子どもたちについて具体的な教育方法や支援方法を学ぶための基盤となります。