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教育心理学科の3ポリシー

アドミッション・ポリシー(入学者の受入れ方針)

本学科の目的は,子どもの心身の発達・健康を支えケアする教育的人材の育成です。子どもの健全育成には身体の健康とともに心の安定が不可欠です。教育者には,子どもの心身の発達やその障害についての知識,子どもの心身の健康ケアの知識・技能が求められます。教育者や教育的支援者の責任はそれだけに重いのですが,子どもたちの純真な心にふれ,その健やかな成長をともに喜ぶことができる尊いやりがいのある仕事です。


本学科では,認定心理士資格,養護教諭一種免許状,中学校教諭一種免許状(保健),高等学校教諭一種免許状(保健),特別支援学校教諭一種免許状が取得できる教育課程を用意し,心理学に基礎づけられた養護教育・特別支援教育の専門家を養成します。以上のような学科の特質から,本学科では次のような人を求めます。


  1. 子どもが好きで,子どもの心理理解や心身の健康・発達を支えケアすることに喜びを見いだせる人
  2. 教育心理,養護教育,特別支援教育の専門家を目指す意欲の強い人
  3. 子どもの幸せのために,知識を広げ,技能を高め,思考を深めることに意欲的な人
  4. 人格や発達の多様性を受け入れ,一人ひとりの成長可能性を信じることのできる人
  5. 人と人の絆を大切にし,人を導いたり支えたりすることに勇気をもって挑戦する人
  6. 入学後の修学に必要な高等学校卒業相当の基礎学力を有している人

 

 

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施方針)

目標とする人材育成のため教育心理学科では次のような観点で教育課程を編成する。

 

  1. 専門教育科目は,認定心理士資格,養護教諭一種免許状,中学校・高等学校教諭一種免許状(保健),特別支援学校教諭一種免許状の資格取得要件科目を中心に編成する。
  2. 心理系については,子どもの心理理解や心理相談技能の専門家の養成を考慮し,発達心理,臨床心理に関する科目を厚くする。
  3. 養護系については,子どもの心身の健康ケアの専門家としての養護教諭の養成を考慮し,心理学や特別支援教育の知識・技能の広がりをもたせている。
  4. 特別支援系については,「知肢病」分野に関する専門性を高めるとともに発達障害の理解と教育に力点を置く。
  5. 学外実習の他に体験科目を置き,教育・福祉現場の職員や入所者との交流,実際の体験などを通して,支えケアすることの意味を学ばせ,職業意識の形成を動機づける。
  6. 初等教育・幼児教育に関心があり、教育力をさらに育成する希望のある学生、とりわけ特別支援学校教諭を目指す学生には,他学科受講を勧める。

 

 

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

教育心理学科においては,豊かな人間性を備え,教育心理学・養護教育・特別支援教育に関した知識・技能を修め,子どもの心身の発達・健康を「支えケアする」ことに専門性と実践力を発揮する,以下のような人材に対し学位を授与する。

 

  1. 教育心理学,養護教育,特別支援教育に関した知識・技能とともに,カウンセリング・マインドを身につけた専門性の高い人材
  2. 専門分野において実践力・応用力を発揮できる人材
  3. 協同精神・奉仕精神を身につけた人間性豊かな人材

なお,本学科を卒業するためには,4年以上在学し,総合教養教育科目20単位,外国語教育科目6単位,専門教育科目62単位を含む,124単位以上の単位を修得しなければならない。