■教育学研究科の専攻とコースの編成
教育学研究科教育学専攻は、5つのコース(初等教育学コース、幼児教育学コース、養護教育学コース、特別支援教育学コース、教育臨床心理学コース)からなる教育研究体制をとっており、学生は、各自の興味・関心や進路に応じていずれかのコースに所属し、最先端の理論を学びながら、特定のテーマについて研究を進め、修士論文を作成します。
■教育研究上の目的
教育学研究科教育学専攻の教育研究上の目的は,教育実践及び教育支援を担う者の使命感と熱意に応えて,教育実践及び教育支援に関する理論と応用に関する精深な学識を授け,自律的な課題解決に取り組むことのできる高度な研究推進能力を養うとともに,その教育者及び教育支援者としての人間性の陶冶を促し,今日の教育諸課題への対応能力を備えた指導的役割を担う人材を育成することです。
■求める人材
本専攻が求める人材は次の通りです。
・学部で初等教育/幼児教育/養護教育/特別支援教育に関する基礎的知識・技能や教育実践力を修得し(一種免許状保有又は取得見込が望ましい),さらに教職に関する高度な専門的知識・技能と教育実践研究能力を獲得したい人。
・学部で心理学に関する基礎的知識・技能を修得し,さらに心理臨床の実践に関する高度な専門的知識・技能,研究能力を獲得し,心理臨床家(公認心理師,臨床心理士)を目指そうとする人。
・入学後の学修と研究の推進に支障のない水準の外国語と専門の学力を備え,自らの研究計画をもち目的意識の高い人。
■育成する人材
現代の教育諸課題に高い見識と実践力をもって対処できる指導的教員・教育支援者であり,「教え導き支えケアする」教育の理論と実践の融合を図り,教育実践と教育支援に関する研究を推進できる研究的素養を備えた人材を育成します。
■教育課程と修了要件
開講科目は,教育基礎学分野(11科目22単位),教育内容指導学分野(17科目34単位),教育支援学分野(46科目88単位),教育実践学分野(6科目24単位)の4分野の選択科目群と必修の修了研究指導(4科目8単位)からなります。自分の関心・研究テーマ・進路を考慮して選択科目群から24単位以上修得し,必修の修了研究指導(4科目8単位)を加えた計32単位以上を修得して修士論文の審査に合格すると,修士(教育学)の学位が授与されます。
■取得できる学位・資格
学位:修士(教育学) (Master of Education)
資格:小学校教諭専修免許状,幼稚園教諭専修免許状,養護教諭専修免許状,特別支援学校専修免許状,公認心理師受験資格,臨床心理士受験資格
■教員組織
専任教員 21人(内,研究指導有資格教員12人,博士号保有15人,臨床心理士資格保有6人)
兼担・兼任教員 15人(内、博士号保有4人、臨床心理士資格保有2人)