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表現文化学科
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表現文化NEWS2014

このページには表現文化学科の平成26年度の最新情報を掲載していきます。

過去のNEWSは「表現文化NEWS2013」をごらんください。→こちらをクリック

学科行事に関しては「見る・聞く・触れる」のページもごらんください。→こちらをクリック

 

 

春のオープンキャンパス

 

3月21日(土)に春のオープンキャンパスが開催されました。今年度最後のオープンキャンパスです。入試が終了したこの時期の参加者は、2年生がほとんどです。

表現文化学科の教育目標と特質の説明を皮切りにして、ミニ講義、参加者との個人面談と、進行しました。まだ2年生とはいえ、進学を熱心に考えている参加者が多く、質問する姿が目立ちました。

日本語学のミニ講義は「じゃ」と「だ」はもともと同じ語であって、時代の推移のなかで、語形が変化したものだ、という内容でした。日常、私たちの何気無く使っていることばが、きちんとした筋道をたてて説明できる深い意味をもった問題であることに、興味ぶかい驚きを持ったようです。

次のオープンキャンパスは6月になります。

 

卒業式・卒業パーティー

今年も卒業の季節がやってきました。

3月19には岡山駅前のホテルグランヴィア岡山で卒業記念パーティーが,翌20日には本学体育館で卒業証書・学位記授与式が行われました。

 

その模様を写真でお伝えします。

左は表現文化学科卒業生の集合写真です。

 

表現文化学科ですごした4年間を思い返しつつ,友人や恩師と記念写真を撮って,名残を惜しみました。

 

 

 

それぞれの未来に離陸します。        学科長の松尾先生に花束贈呈。

卒業式 袴姿が目立ちます。         式後,教室で卒業証書や資格の証書を受け取ります。

 

「文学散歩」 白鷺城・円教寺散策

2月13日に姫路方面に研修旅行に出かけた。これは、学生の参加希望者を募って、表現文化学科が実施している恒例の行事「文学散歩」である。今年は学生30名ほど、教員5名が参加した。

 

9時に大型バスにて大学を出発し、山陽自動車道を経て一時間半ほどで姫路に到着した。まずは、世界遺産の国宝姫路城の見学である。外壁の補修は完了したものの、天守閣はまだ補修中で、完成予定は3月下旬、グランドオープンが27日であり、天守閣への登閣は叶わなかった。したがって、見学できる部分はわずかで物足りなかったが、それでも城壁の美しさと、城の優美な景観には見惚れるものがあった。

 

昼食後、空模様を案じつつ、書写山円教寺に向かう。天台宗の古刹で、「西の比叡山」とも称される。惜しいかな、天正6年に秀吉が乱入し、主だった仏像、調度品を略奪したために、国宝を所蔵していない。しかし、東西1キロに渡り山中に展開する伽藍の数々は、寺院の格の高さを実感させる荘重なものであった。山頂の摩尼殿、参拝者を迎える大講堂、食堂、常行堂の三つの堂の重厚さと気品は見ごたえがあった。要所で土井教授の現場体験を反映した説明を聴き、興味が尽きなかった。最後に、開山した性空上人を祀る開山堂に参詣し、同じく奥之院の和泉式部歌塚を見学した。歌塚では岡部教授による裏話を含んだ説明を受け、楽しんだ。

 

4時前、山上駅よりロープウェイに乗車し下山。再び、バスに乗車し、復路岡山をめざし出発する。丁度、雨が降り始め、次第に烈しくなる。雨中、高速道をはしり、5時半に大学に帰着する。実に、有意義な旅行であった。参加した学生達と、企画してくださった教員の方々、説明の労を取ってくださった教員の方々に感謝する。

 

 

公開学術講演会報告:「備中神楽」北山社

11月8日(土)に表現文化学会の総会及び学術講演会が本学R601で開催されました。本年度の学術講演会は、備中神楽の北山社を講師にお招きしました。

 

講演会は、本学の岡部教授の「備中神楽の歴史」解説から始まりました。備中神楽は、出雲流神楽の里神楽に属していて、神能を中心とした、演劇性、娯楽性を含んだ荒神神楽です。文化・文政年間に高梁出身の神官、国学者の西林国橋が作り上げ、備中地方に浸透しました。そして、昭和54年に国の重要無形民俗文化財の指定をうけています。

 

今回、お招きした北山社は、昭和45年大阪万国博覧会公演、昭和53年宮中東宮御所での天皇陛下奉献のほか、海外公演等、内外で活躍されています。

 

今回の講演では、「八俣(やまた)の大蛇(おろち)退治」の部分を中心に、簡略化して演じてもらいました。先ず、「猿田彦命(さるたひこのみこと)の舞」で、命が、東西南北の邪気を祓います。次に、「大蛇退治」で、高天原(たかまがはら)から追いやられた素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、大蛇を退治します。その合間に酒造りの神、松尾(まつのお)明神の舞があります。この舞手のおおらかな滑稽さに、観客は大いに笑いました。「大蛇退治」では、主役が大蛇であるため、素戔嗚尊の舞手は素面で舞います。のたうつ二匹の大蛇を、尊が仕留めていくこの緊迫した舞台を観客全員が息をひそめて見いりました。

 

11月は神楽の奉納で多忙であるにもかかわらず、本学での公演を承諾してくださった、北山社長、鳥越孝太郎氏をはじめ、社中の皆さんと、会を支えてくれた、教員、学生の皆さんにあらためて感謝します。

 

 

「実地調査」の授業で吉野など奈良南部の山岳寺院を巡る

 

9月9日~11日、表現文化学科の授業「実地調査」が実施されました。本年度は、世界遺産登録10周年を迎えた吉野を中心に、長谷寺、室生寺など、奈良県南部の山岳寺院をめぐりました。

 

10日は吉野からバスで奥千本まで登り、そこから金峰山への修行の道をいくらか踏んだ後、自力で下山しました。まさかこれほど歩けるとはと、参加者一同、自らの脚力を見直しました。

 

写真は、室生寺五重塔、西行庵、石舞台古墳にて。

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本学科川崎教授 EASJ国際会議(於スロベニア)に参加

8月27日~30日、スロベニアの首都リュブリャナで開催された第14回EAJS(ヨーロッパ日本研究協会)国際会議に、表現文化学科の川崎教授が参加しました。

 

川崎教授はスイス、アメリカの研究者と共同で「Creation of Sacred Sites(聖地の創造)」というテーマのパネルを担当し(90分)、個別の発表を行うとともに、欧米の宗教学の研究者と議論を交わしました。

 

 

 

写真は、発表の様子と世界遺産の街。

 

 

卒業研究中間発表会(井上ゼミ)

各ゼミは卒業研究の発表会や中間発表会を行っています。今回は、日本近世文学の井上ゼミの中間発表会の模様を井上啓治教授が紹介します。

 

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井上ゼミは基本、学生たちによる自由な企画運営で動いてます。もちろん、年によって違います。例年やる気楽しむ気のある学生が多いので、彼女たちがゼミ活動を好きに回しています。消極的な世代の時は、井上もけっこう参戦して、口も出しますが、それは10年に1年くらい。

 

この中間発表会は、その典型。みんなゼミ生たちが企画運営しています。はっと気づくと、いつのまにか何かが革新されてます。「さっきたまたまポスター見たよ。すごいなあ、あのマンガイラスト。すげーー、まじすごいわ」、「あれは、去年K先輩が、美術部と漫研に入っている3ゼミ・4ゼミの4人に、一人2枚ずつ描いてえええ、とゴリ押ししてたら、正式にゼミ会で決まったんですよー。先生、毎年やりましょ、毎年!!ただし、絵の募集は先生が声掛けしてくださいよー」。

 

「あれ、この台本、どうしたん?素晴らしいな、これ、完璧だねえ、テレビ局の台本並みだよー」、「何言ってんです、先生、それ2年前の先輩たちが始めたんですよ。今年で3年目ですよー。何で今頃気づくんですか―」。「いや、私は4ゼミたちの発表原稿のレジュメを指導するだけで手一杯なんですけど」、「そうですねー、毎日毎日、10人20人の原稿みてくださって、ありがとうございます。だから、あとは私らに任せて、邪魔しないでくださいねー」。「後輩、大変じゃね?」、「逆ですよー、そのパソコンの中にファイルが入ってますから!マニュアルできてるんで、数字変えるくらいですよ―」、「はああああ、がびーーん」。「先生、がちょーーーん、やめたんですか?けっこう気に入ってたのにー」。

これ、ほんとの話。


 

オープンキャンパス(8月)

8月24日(日)、今年度最後のオープンキャンパスが開催され、表現文化学科にも教室がいっぱいになるほどの来場者がありました。8月末のオープンキャンパスは高校3年生だけでなく1年生、2年生の来場も多く、真剣な面持ちで将来の進路について考えていました。

 

いつものとおり学科説明、ミニ講義、ワークショップ、在学生とのトークコーナー、学科相談、自己推薦入試の登録などが行われました。今回のミニ講義では1年次必修科目「口頭表現」の授業の一コマが再現されました。

 

オープンキャンパス(7月)

7月19日(土)・20日(日)オープンキャンパスが全学で開催され、学科説明やミニ講義、自己推薦入試の登録などがおこなわれました。

 

学科説明では岡部教授の説明に続いて、表現文化学科の学生Iさん(19日)、Sさん(20日)が、学生の目から見た学科を語りました。

 

19日のミニ講義は川崎教授による「絵巻物をさわろう」。参加した高校生は絵巻物のレプリカを実際にさわって、その扱い方や巻子本(巻物)の特性などについて学びました。20日のミニ講義は松尾教授による「森鴎外と『舞姫』 恋人との別れ」。日本に帰国した鴎外を追ってドイツ女性が来日する「エリス来朝事件」の真相が解説されました。

 

その後、「表現創造ワークショップ」が二つ平行して行われました。文章表現のワークショップは小林講師による「小説を書いてみよう」(19日)、山本教授による「想像力のレッスン」(20日)。身体表現のワークショップは岡本教授による「動きでトーク!」。高校生は表現創造の実際を体験しました。

 

学食での昼食体験をはさんで「学科相談」「自己推薦入試登録」が行われました。

オープンキャンパスは8月24日(日)にも開催されます。

 

在学生による学科説明                       ミニ講義「絵巻物にさわろう」

 

「森鴎外と『舞姫』」    「小説を書いてみよう」   「動きでトーク!」    学科相談・自己推薦入試登録

 

表現文化のつどい「ムーブメントか感じることから・・・。~ドイツ・フランスのコンテンポラリーダンスに触れる~

2014年5月17日(土)午前10時より3時間、体育館多目的ホールにて、表現文化学科主催「就実表現文化のつどい2014」を開催した。9回目にあたる今年度は、舞踊史上世界的にも重要な舞踊家であるピナ・バウシュ率いるブッパタール舞踊団(独)にて、初の日本人ダンサーとして約20年活動された市田京美氏と、トーマス・デューシャトレ氏を講師として我が大学に招き、ピナも重視したクルト・ヨーステクニックと創作法を学んだ。前半は「歩く」をベースにしたワーク、後半は映画「pina」(WIN WENDERSヴィム・ヴェンダース監督)や、仏独合同制作のテレビ番組(仏版NHK教育テレビ)で放映されたという「春の祭典」稽古中の秘蔵映像を鑑賞し、制作現場におけるピナの様子やダンサーたちの状況・心情などについてのトークで盛り上がった。

 

ブッパタール舞踊団では約20か国のダンサーが活躍しており、そのほとんどがクラシックバレエの研鑚を積んで入団している。「ピナの要求は並大抵のものではなく、また長時間のトレーニングで技術を磨くだけではなく、ピナの世界観と対峙して最大限に自分の内面をアピールできなければ舞踊団で踊り続けることはできない」といわれている。その一線で活躍してきた講師たちの動きと言葉に触れる体験そのものが参加者たちにとっては貴重な出会いであったと思われる。

 

参加者らは

「体の内側から動かす。すべての動きは連動しているという意味が理解できたように思います。貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。」

「写真や映像を見ただけでも、その世界に惹きこまれるのに、生で舞台を見たら、瞬きをするのも忘れそうです。」「ダンス(DVD)を見て鳥肌が立ったのは初めてでした。」「DVDでピナが指導している貴重な姿をみることができて感動した。表現というのはあそこまで深くなるものなのかと思った。肉体さえあれば、衣装なんてなくたって力強い表現ができるのだとよく分かった。」

「世界に立つ人のすごさを味わいたくて参加しました。『自分はこれに魅了されている。これがすべて』といわんばかりのオーラとまるで出会いを分け与えるかのようなご指導…自分のことばかりでなく、相手や空間、すべてのものに目を配らせ、心を配らせている姿に『一流』を感じました。」など、感激の声が多数寄せられました。

文責:岡本悦子

新入生研修旅行

 

入学後間もない4月18、19日、表現文化学科の1年生は1泊2日で京都・奈良への研修旅行に出かけました。日本の表現文化に関係する文物に触れるとともに、互いの親睦を図るのが目的です。

 

1日目は新幹線で京都に向かい、湯豆腐に舌鼓を打ったあと清水寺を訪れました。その後宇治に移動し、世界遺産平等院の鳳凰堂を拝観しました。修復が済んだばかりの鮮やかな鳳凰堂に、中古の末法思想と極楽浄土のイメージを肌で感じ、奈良へ。

 

2日目はクラスごとの自主研修です。学生たちは奈良国立博物館や東大寺ミュージアムなどを訪れ、仏教文化の多彩さを学びました。

 

就実大学人文科学部は奈良・京都国立博物館のキャンパスメンバーズになっています。人文科学部の学生は学生証を持参すれば、いつでも何度でも、通常展に無料で入場できます。また特別展も割引料金で観覧することができます。

 

入学式

 

4月1日、平成26年度の入学式の日を迎えました。

キャンパスの桜も満開です。

 

体育館での式とウェルカムコンサートの後、学科ごとの教室に分かれてガイダンスが行われました。

 

表現文化学科の新入生80名は、これから始まる大学生活に期待を膨らませていました。

明日からは履修登録などのオリエンテーションが始まります。