美術館・博物館の見学(2017年8月1日、3日、4日)
2017年8月1日(木)に岡山市立オリエント美術館と岡山シティミュージアム、3日(木)にオリエント美術館と岡山県立美術館、4日(木)にシティミュージアムと県立美術館、という組み合わせで合計6回の見学をおこない、延べで学科生48名と学科教員4名が参加しました。
岡山市立オリエント美術館の「カミとヒトのものがたり」展は、古代オリエント(西アジア)から西はギリシア・ローマ、ヨーロッパ世界、東はインド、日本などの神々や半神たちの像を展示し、人類の多様な宗教観を比較する試みでした。
岡山県立博物館の「傑作浮世絵揃い踏み」展は、わが国の代表的な浮世絵コレクションである「平木コレクション」の優品を展示したもので、歌川広重の「東海道五十三次」の初摺り全点を始め、著名な浮世絵師の多彩な作品を目にすることができました。私は東洲斎写楽の特異な作風に心惹かれ、その作品に見入ったのでした。
岡山シティミュージアムの催し物は「水木しげる 魂の漫画展」で、妖怪漫画の第一人者である水木しげる氏(1922~2015年)の長年の画業をたどる企画で、私も子どものころから親しんだ妖怪漫画を始め、水木氏のさまざまな幅広い画業について詳しく知ることができ、改めて水木氏の創作者としての懐の深さに感嘆したしだいです。
(文責 福田)
岡山後楽園:2016年10月11日(火)
第4回として、2016年10月11日(火)に1年生16名を引率して岡山後楽園を見学しました。
私は機会があるごとに、1年生向けの演習に出席している学科生を後楽園へ引率しているのですが、ことしはどういう巡り会わせか、少人数での実施となりました。園内を一周して要所要所を説明・見学、最後になじみの福田茶屋で一服するのが、毎回の習わしです。
(学科長 福田)
後楽園から岡山城を望む
後楽園から岡山城を望む
*写真は、2015年度に撮影したものです。
岡山県立博物館「カミとほとけの姿 岡山の信仰文化とその背景」展(2016年10月6日)
第3回として、2016年10月6日(木)に岡山県立博物館の「カミとほとけの姿 岡山の信仰文化とその背景」展を見学しました。参加学生は20名でした。
6世紀中ごろ、わが国へ仏教とともに「ほとけ」の姿を表した仏像が渡来すると、それまで姿を持たないとされてきた「カミ」についても、人々は具体的な姿を求め、神像を作り始めます。この展覧会は、そうした神像と仏像を中心に岡山県に伝わる貴重な美術品を数多く展示して、たいへん見ごたえのあるものでした。
今回は、写真を撮り忘れていました。
(学科長 福田)
岡山シティミュージアム「生命大躍進 脊椎動物のたどった道」展(2016年8月2日)
第2回として、2016年8月2日(火)に岡山シティミュージアムで開催中の「生命大躍進 脊椎動物のたどった道」展を見学しました。参加学生は38名でした。
この展覧会は、最新の研究成果を背景に、世界各地で発見された化石と、それに基づいた精密な復元模型や美しい映像を多数展示・紹介し、脊椎動物が歩んできた進化の道のりを興味深く解説したものでした。たまには人類の歴史から目を離し、もっと視野を拡大して、生命の壮大な進化の過程に思いをはせるのも良いものです。
(学科長 福田)
生命大躍進
生命大躍進
生命大躍進
生命大躍進
生命大躍進
岡山市立オリエント美術館「共演!オリエントと中南米」展(2016年7月7日)
本年度の第1回課外研修として、2016年7月7日(木)に岡山市立オリエント美術館の「共演!オリエントと中南米」展を見学しました。参加学生は35名でした。
これは、オリエント美術館が所蔵するオリエント(西アジア)の古代以降の様々な遺物と、BIZEN中南米美術館(備前市)が所蔵する中南米の諸文明(マヤ、アステカ、インカなど)に由来する遺物を対比して展示したもので、時空を超えた壮大な文化・文明の比較を楽しむ試みでした。
(学科長 福田)
オリエント美術館オリエント美術館
岡山県立博物館「発掘された日本列島2015」:2015年11月18日、12月1日、12月4日
第4回課外研修として、岡山県立博物館で開催された「発掘された日本列島2015」を11月18日(木)3時限、2015年12月1日(火)4時限、12月4日(金)3時限の3回に分けて見学しました。参加学生は合計79名でした。このほか、日本史ゼミや博物館実習でも見学していますから、本学の学生が100名以上、この「発掘された日本列島2015」展を見学したことになります。
この展覧会は各地の博物館を巡回して開催されるもので、岡山では18年ぶりの開催とのことです。1階に日本全国で最近発掘・発見されたさまざまな成果を展示し、2階には岡山県内で新たに発掘・発見された成果や過去に見つかった重要な遺物が展示されていました。
吉備地方特有の特殊器台(1) |
吉備地方特有の特殊器台(2) |
分銅型土製品 |
突線流水文銅鐸(1) |
突線流水文銅鐸(2) |
三角縁神獣鏡 |
今回とくに見たかったのが、最近発見され、新聞などでも報道された古文書(こもんじょ)です。本学からも近い操山(みさおやま・・・岡山市中区)の古墳「操山109号墳」から発見された古代の銅鏡について、文化3年(1806年)に地元の人々が記録したもので、卑弥呼との関係が唱えられている「三角縁神獣鏡」が描かれているのです。残念ながら、8枚発見されたという銅鏡(そのうちの2枚が「三角縁神獣鏡」と考えられています)の所在は分からなくなってしまいましたが、そのとき出土したという「朱」(赤色顔料)が残されており、卑弥呼と吉備地方とのつながりを想定させてくれる貴重な発見です。
(文責:福田)
古文書(1)〔朱〕古文書(2)古文書(3)
岡山市立オリエント美術館「シュリーマン展」、岡山県立美術館「円空・木喰展」:7月26日、30日、8月4日
オリエント美術 館の「シュリーマン展」は、ギリシア考古学の父といわれるハインリヒ・シュリーマンの生涯と業績に関する展覧会です。また、県立美術館の「円空・木喰展」 は、江戸時代に日本の各地で仏像を制作し、安置していったふたりの僧、円空と木食の作品を比較展示したもので、当時の仏教信仰の奥深さを感じさせてくれる 展覧会でした。
それぞれ貴重な展覧会が同時並行で開催されましたので、連続して見学することにしました。
(文責:福田)
岡山シティミュージアム「フェルメール展」2015年4月21日(火)、5月1日(金)
この展覧会は、 現在フェルメールの作品と考えられている絵画37点について、制作された当時の色合いを科学的に推定して再現した複製の展示です。すべてが複製品でした が、フェルメールの絵画37点すべてをまとめて鑑賞することができましたし、制作時の鮮やかな色合いを想像することができ、まさに歴史の追体験を実感した ひと時でした。
岡山県立美術館「ムーミン展」:2015年4月16日(木)
ムーミン童話の原作者トーベ・ヤンソンによる原画(挿絵やポスターなど)の展覧会です。日本でのムーミンの人気はあい変わらずで、学生の参加数も多かったですし、会場ではムーミン・グッズを買い求める来場者が長蛇の列をなして、大盛況でした。
岡山シティミュージアム「岡山に生きた豊臣家~備中足守藩木下家資料~」:2015年2月4日・5日
岡山シティミュージアムは、就実大学の最寄りの西川原・就実駅から4分で着くJR岡山駅の西口にあります。
豊臣秀吉の正室ねね(高台院)の兄にあたる木下家定と息子たちによってふたつの大名家(備中足守藩と豊後日出藩)が起こり、明治維新まで存続しました。木下家定はもともと杉原姓でしたが、秀吉・ねね夫妻の親族として木下姓を、のちには豊臣姓を与えられ、その子孫の大名家は代々、公文書で豊臣姓を名乗り、豊臣の家紋を付した工芸品を残してきました。岡山市北区足守地区に位置した備中足守藩の木下家資料には、秀吉関連の古文書やねね(高台院)ゆかりの品も含まれています。
今回の特別展では、こうした秀吉・ねね関連の遺品や備中足守藩資料に加え、もうひとつの豊後日出藩関連の資料も展示され、江戸時代を生き抜いた豊臣家(木下家)の歴史をたどるうえで格好の展示会でした。
(学科長 福田 記)
岡山市立オリエント美術館「なるほど!古代エジプト最新エジプト学への招待」見学:2014年10月8日・9日
(学科長 福田 記)
岡山県立博物館「フランス印象派の陶磁器 ジャポニスムの成熟」の見学:2014年1月25日
岡山シティミュージアム「魔法の美術館」の見学:2013年12月12日
岡山シティミュージアム 「マリー・アントワネット物語展」:2013年10月10日(木)
岡山市立オリエント美術館「平山郁夫と古代メソポタミア文明展」見学:2013年10月9日(水)
第4回課外研修は、2013年10月9日に岡山市立オリエント美術館で「平山郁夫と古代メソポタミア文明展」を見学しました。30名の参加がありました。
岡山市立オリエント美術館 企画展「古代ガラス 色彩の饗宴」の見学:2013年7月25日(木)
岡山県立美術館 特別展「永青文庫 細川家の名宝展」の見学:2013年7月24日(水)・25日(木)