就実大学・就実短期大学

表現文化学科
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特別課外研修

特別課外研修:福山・鞆の浦方面の見学(2017年6月24日)

 

2017年6月24日(土)、総合歴史学科の学外研修を実施しました。

 

午前 9:00 に大学正門前に集合、高速道路で広島県立歴史博物館に向かいます。同館は、中世の市場町である草戸千軒遺跡を主要テーマとしており、その復元パノラマでは、中世衣服の着付けなどを体験して、学生が大いに盛り上がっていました。ここから、草戸千軒の遺跡地である明王院(旧・常福寺)に向かい、ご好意により、ガイドの方に解説を頂きました。五重塔と本堂が対になって国宝となっている寺院は、日本ではほとんど唯一だそうです。

 

さらに南下して鞆の浦に向かい、対潮楼(朝鮮通信使の接待所)および歴史民俗資料館(足利義昭の鞆の浦幕府跡)を見学しました。いずれも港湾を見下ろすことのできる立地で、そこからの景観は一同がため息をもらすほどでした。

 

このあたりから天気が悪くなり、午後 5:00 には撤退(!)することになりましたが、史跡の濃密な分布と風光明媚な雰囲気に、「また訪れたい」という感想が多く聞かれました。

 

(文責:学科長 苅米)

 

広島県立歴史博物館


草戸千軒の復元パノラマ


福山城前にて



福山城

 

 

草戸千軒 明王院

 

明王院

 

ガイドさんの解説

 


集合写真

 

首塚(鞆の浦)


対潮楼

 

対潮楼より仙酔島および「いろは丸」

 

 



 

特別課外研修:鬼ノ城とその周辺の史跡めぐり(2016年6月11日)

 

 

2016年6月11日(土)、総合歴史学科の学生18名と教員3名で岡山県総社市鬼ノ城周辺の史跡を見学しました。

早朝、大学を小型貸切バスで出発し、鬼ノ城ビジターセンターに向かいました。そこから約3時間、鬼ノ城を見学しました(写真1・2をご覧ください)。鬼ノ城は白村江の戦い後に敗れた倭が唐・新羅の侵攻に備えて築いたとされる古代の山城です。現在は発掘調査により石畳や水門が発見され、古代の築城技術を今に伝えています。また、発掘調査の成果に基づいて角楼や城門、版築で作られた土塁などが復元されています(写真3~10をご覧ください)。今回は総社市埋蔵文化財学習の館の平井典子館長が城内をご案内くださり、発掘当時の詳しい状況や復元作業の裏話などを解説して頂きました(写真5・6をご覧ください)。鬼ノ城の内部は険しい山道と湿地帯が続きますが、幸いこの日は曇りで気温も低めでしたので、熱中症や事故の心配も無く、無事に見学を終えることができました。


 

1. 鬼ノ城・集合写真

 

2. 鬼ノ城遠景

 

3. 鬼ノ城・角楼

 

4. 鬼ノ城・西門

 

5. 鬼ノ城・西門

 

6. 鬼ノ城・城壁

 

7. 鬼ノ城・城壁

 

8. 鬼ノ城・西南の高石垣

 

9. 鬼ノ城・南門

 

10. 鬼ノ城・東の高石垣

 

鬼ノ城を下りた我々は、昼食前に矢喰神社に立ち寄りました(写真11・12をご覧ください)。矢喰神社は桃太郎の物語のモチーフとされる温羅伝説ゆかりの地です。ここでも平井館長に吉備地方の地名の由来と温羅伝説の関係などを解説して頂き、矢喰の岩も見学しました。

午後はまず総社市埋蔵文化財学習の館を見学しました。この日は休館日でしたが、平井館長のご厚意により、一般展示室を見学させて頂きました(写真13・14をご覧ください)。ここには吉備地方より出土した古墳~弥生時代の土器や農耕具が多数陳列されています。それらの品々よりみる吉備地方の稲作文化の発展について、平井館長に詳しく解説して頂きました。普段は実際に目にする機会の少ない古代の農耕具に学生は興味を抱いた様子で、解説にも熱心に耳を傾けていました。

 

11. 矢喰神社

 

12. 矢喰神社

 

13. 総社市埋文学習の館

 

14. 総社市埋文学習の館

 

 

その後、備中国分寺と造山古墳の石棺を見学した後、帰路につきました(写真15~18をご覧ください)。

今回の特別課外研修は暑い日が続く中での鬼ノ城見学ということもあり、例年に比べると参加人数は少なめでした。しかし、4月に入学したばかりの1年生が積極的に参加して、史跡を熱心に見学するとともに、学生どうし親睦にも努めていた様子が印象的でした。また、研修終了後も1年生からは、今回のような学外での研修にまた参加したい、という要望が多く出されています。総合歴史学科では、今後もこのような課外研修を企画し、歴史を実地で学ぶ機会を設けていきたいと考えております。

 

(文責:渡邊)

 

15. 備中国分寺・五重塔

 

16. 備中国分寺・「おみくじ」に夢中!

 

17. 造山古墳・石棺

 

18. 造山古墳・後円部から前方部へ


特別課外研修:姫路城の見学(2015年6月13日)

 

 

2015年6月13日(土)、総合歴史学科の特別課外研修として、学科生36名を教員2名で引率し、両備の貸切バスで姫路城の見学にいきました。

午前中は団体の見学客でたいへん混み合うと聞いていましたので、午前10時に本学正門前を出発し、高速道路のサービスエリアで昼食後、午後0時30分ごろに姫路城の大手門を入ると、天守閣への入場は1時間待ちとのこと。曾根正人教授(日本史)の機転で、まずは見学客の少ない西の丸を散策しながら時間調整することにし、西の丸の長大な渡り櫓の中を進み、最後に千姫ゆかりの化粧櫓(けわいやぐら)の内部を見学しました。

それから天守閣の方向へ移動しますと、うまい具合にすぐに入場できたのですが、その先には見学客の長蛇の列がつらなり、大渋滞。なかでも外国人の観光客がたいへん多いのに驚きましたが、大天守の最上階にたどりつくまで、40分ほどもかかってしまいました。そうした混雑にもかかわらず、学科生たちは古い木造の急角度な階段を喜々として昇り降りし、大天守内部の数百年の歴史を重ねた荘厳な雰囲気を楽しんでいました。

天守閣の見学後は、参加者の希望に応じて付近の兵庫県立歴史博物館、姫路市立美術館、姫路市立動物園の三か所に分かれ、博物館施設の見学をおこないました。そして午後5時過ぎに出発、午後7時30分ごろ本学に到着し、たいへん有意義な研修を無事終えることができました。

 

(文責:学科長 福田)