漫画家 大竹直子氏講演会:2014年10月26日
今年度も大学祭の中の催しの一つとして、就実大学考古学クラブ主催講演会(就実大学史学会後援)が開催されました。漫画家の大竹直子氏をお招きして、『宇喜多氏と岡山の戦国時代』という表題でご講演いただきました。
大竹直子氏は、埼玉県のご出身で現在もそこにお住まいです。1993年、角川書店ファンタジーDX『エステ・DE・西遊記』で漫画家デビューののち、日本の時代・歴史漫画を執筆。確かな時代考証と史料に裏づけられた耽美的な作風に定評があります。大の時代・歴史小説好きでもあり、雑草社『活字倶楽部』にて時代小説を紹介するコラムを11年にわたって連載。現在はリイド社『戦国武将列伝』に読み切りを連載しています。宇喜多家史談会会員でもあります。
著作に、宇喜多直家の半生を描いた『阿修羅の契』、『源平紅雪綺譚』、『写楽』(原作=皆川博子)、『秘すれば花』、『しのぶれど』、『百々之助☆変化』(以上 小池書院)、『白の無言(しじま)』(竹書房)、『肉食と草食の日本史』(本郷和人氏、堀田純司氏との共著、中央アート出版)などがあります。
今回のご講演は、なかでも『阿修羅の契』の内容と重なる部分が多く、宇喜多直家とその周辺の魅力的な人物たちに光を当てたものでした。
以下は講演後のアンケートに記された感想の一部です。「後半になるにつれて、新しい史料や細かいエピソードが出てきて面白かった。」(20代)、「楽しそうに話してくださったので嬉しかった。頭によく入ってきました。」(30代)、「いろいろなお話が聞けてよかったです。岡山に住んでいながら、岡山の歴史について知らないことが多く、勉強になりました。大変有難うございました。」(50代)、「大変良かった(講師が良かった)!! 」(60代)等々。
(文責:櫻田)