ヨーロッパ・アメリカ史の櫻田ゼミでは、2015年9月3~5日の3日間、3年・4年ゼミ生の希望者21名と引率教員の計22名で、上記のゼミ旅行をおこないました。旅の主な目的は、日本史のなかのオランダ人たちの足跡をたどるというものでした。
1日目の平戸では、復元された「オランダ商館」や、「ウィリアム・アダムス(三浦按針)の墓」、「ザビエル記念教会」などを訪ねました。オランダ商館では、学芸員の出口洋平さんが、とても手際よく展示物の解説をしてくださいました。
2日目は佐世保。午前中は、JR佐世保駅にほど近い「三浦町カトリック教会」と、直線では日本最長の「佐世保四ヶ町」アーケードを通り抜けた先の「海上自衛隊佐世保史料館」に足を運びました。後者のいわゆるセイル・タワーは、男子だけでなく、歴史を専攻する女子学生にとっても興味深い展示内容でした。午後はハウステンボス(HTB)へ。オランダの数々の有名な歴史的建造物に似せて造られたハウステンボス内のコピー建物を訪ね歩きました。ちなみに、上記アダムスが乗ってきたオランダ船リーフデ号(旧名エラスムス号)の模造船も園内にあることは、皆さん、ご存知ですね?
3日目は長崎へ。まず「出島」を見学し、復元事業の来し方・行く末について学びました。次いで、出島オランダ商館の医官として19世紀に来日したドイツ人シーボルトの足取りをたどり、彼が西洋医術を伝授した「鳴滝塾」の跡を訪ねました。そのかたわらにある「シーボルト記念館」は、まさに小さくともキラリと光る博物館でした。
(櫻田 記)
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