苅米一志教授による著書『殺生と往生のあいだ――中世仏教と民衆生活』が出版されました(苅米一志著、2015年、吉川弘文館)。
動物を殺し、食べることは罪なのか? 殺戮をなりわいとする武士の苦悩にも触れ、中世の文化や宗教の特質を「殺生」から考える。
詳細については、吉川弘文館のホームページをご覧ください。
【内 容】
浄土教が浸透して地獄の観念が広まり、動物の生命をうばう殺生(せっしょう)が罪とされた中世。狩猟や漁業が全面的に禁止となり、そこにたずさわる 人々が弾圧された。実際には肉や魚を食べる矛盾を抱えつつ、なぜそのような宗教的差別が行われたのか。殺戮(さつりく)をなりわいとする武士の苦悩にも触 れ、中世の文化や宗教の特質を「殺生」というキーワードから考える。
(株式会社吉川弘文館HPより)