ゼミ旅行―西安市の史跡見学(渡邉ゼミ):2016年8月24日~26日
2016年8月24~26日に「総合歴史ゼミナールⅠf・Ⅲf」のゼミ旅行を行い、中国陝西省西安市を訪問しました。参加学生は3名です。中国歴代王朝の都として繁栄した西安市の史跡を見学し、アジア史に対する理解を深めることが、今回の旅行の目的でした。
1日目は、上海経由で現地の空港に到着後、茂陵(前漢の武帝の陵墓)と茂陵博物館を見学しました。茂陵博物館では、前漢の武帝の時代に匈奴との戦いで活躍した霍去病の墓も見ることができました【写真1】。
写真1(霍去病墓)
2日目は、あいにくの雨の中、弘法大師空海ゆかりの青龍寺を訪問し、その後、秦始皇帝陵(秦の始皇帝の陵墓)と秦始皇帝陵博物院を参観しました。世界遺産の始皇帝陵・兵馬俑を目の当たりにして、学生たちは興味深そうに見学していました【写真2】。
写真2(秦始皇帝陵)
また、この日は漢長安城未央宮遺址(前漢の長安城の遺構)と大明宮国家遺址公園(唐の長安城の遺構)も見学し、夜は陝西歌舞大劇院にて伝統芸能の唐代宮廷歌舞を観覧しました【写真3】。
写真3(唐代宮廷歌舞)
3日目に帰国する予定でしたが、雷雨にともなう欠航のため上海市内で一泊し、翌日午前に岡山空港に帰着しました。
今回の旅行では、悪天候や欠航など予期せぬトラブルに見舞われましたが、古都・西安の歴史と文化を実地で詳しく学ぶことができました。学生たちの知的好奇心も大いに満たされた様子でした。
(文責:渡邉)