総合歴史学科 プレゼン・グランプリが開催されました。
2017年10月21日(土)13:00より、S101教室にて総合歴史学科恒例のプレゼン・グランプリが開催されました。大学祭期間中の学科イベントで、新書の内容をどれだけ分かりやすく、興味深く伝えられるかを競うものです。
会場の様子
出場チームは、以下の通りです(筆頭はチーム・リーダー)。
田尻桃子・丸茂美穂チーム/角山栄『茶の世界史:緑茶の文化と紅茶の社会』
久徳さや・江見明日香・笠屋志保チーム/平賀英一郎『吸血鬼伝承:生ける死体の民俗学』
山本真央・川ノ上遥チーム/森義信『メルヘンの深層:歴史が解く童話の謎』
田尻チームの発表は、アジア原産の茶葉とその飲用習慣がどのように世界に伝わっていったかを紹介したものです。自作の地図や図表などで分かりやすく整理した点が、大きなセールス・ポイントとなりました。
田尻・丸茂チーム
久徳チームの発表は、日本において定着している「吸血鬼」のイメージが、ヨーロッパの実像とはかけ離れたものであること、血を吸うことが吸血鬼の定義ではないこと、など興味深い指摘をしました。
久徳・江見・笠屋チーム
山本チームの発表は、ヨーロッパにおけるメルヘンが、どのような歴史的背景を持つものであるかを、中世・近世の家族構成、生活習慣、魔女裁判などに焦点を当てて解説したものでした。
山本・川ノ上チーム
終了後、50名の聴衆によって投票が行なわれた結果、優勝は山本チーム、準優勝は久徳チームとなりました。接戦でしたが、山本チームの歯切れの良い発表が好印象をもたらしたようです。優勝・準優勝チームには表彰状と副賞、選に漏れた田尻チームには副賞と毎年恒例の「苅米賞(新米5キロ)」が贈られました。
今後もこうしたイベントを開催していきますので、皆さまのご参加・ご聴講をよろしくお願いいたします。
文責:苅米一志